まくろーこんにちは、まくろーです!
高配当株を探していると、「配当利回り4%!」「利回り5%超!」という数字は、どうしても魅力的に見えます。
僕自身、以前は配当利回り4%を超える銘柄を見つけると、「おっ、この株いいじゃん!」と、すぐに前のめりになっていました。
でも今は違います。
むしろ、配当利回りが高ければ高いほど、「なぜ、こんなに利回りが高いんだろう?」と一度立ち止まるようになりました。
なぜなら、高い配当利回りには理由があることも多いからです。
株価が大きく下落した結果、利回りが高くなっているかもしれない。
利益に対して無理をして配当を出しているかもしれない。
記念配当によって、その年だけ配当が多いのかもしれない。
割安株に「バリュートラップ」があるように、僕は高配当株にも、「高配当トラップ」があると思っています。
この記事では、高配当株を買うときに僕が配当利回り以外に何を確認しているのか。これまでの投資経験をもとに紹介します。
※本記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
そもそも、なぜ僕は高配当株に投資するのか?
僕の資産形成の中心は、インデックス投資です。それでも、個別株では高配当株を中心に投資しています。
その理由を説明するには、僕自身のお金に対する考え方の変化から話す必要があります。
独身時代は「将来のお金」ばかり考えていた
独身時代の僕は、漠然と「お金持ちになりたい。」と思っていました。
当時は特にお金のかかる趣味もなかったので、できるだけ節約して、余ったお金をインデックス投資へ。将来の資産を増やすことを優先していました。
当時はそれで良かったと思います。
でも、結婚してから少しずつ考え方が変わりました。
お金を使わず、ひたすら我慢する。
それだけでは、楽しい人生にはならない。将来のためにお金を残すことも大切だけど、「今」を楽しむためにお金を使うことも大切だと思うようになりました。
結婚後は独身時代よりお金を使うようになりましたが、それでも僕は、人並み以上にお金を使わないタイプだったと思います。
そんな僕のお金に対する考え方をさらに大きく変えたのが、子どもの誕生でした。
子どもが生まれて「今使うお金」の大切さに気付いた
子どもの将来を考えたとき、小さい頃からいろいろな経験をすることが大切なのではないかと思うようになりました。
僕自身、社会人になってしばらくしてから知ったことがたくさんあります。
「こんな仕事もあるんだ。」
「こんな生き方もあるんだ。」
「こんな世界もあるんだ。」
もっと小さい頃から知っていたら、もしかしたら違う人生を選んでいたかもしれません。
もちろん、いろいろな選択肢を知った結果、今とまったく同じ道を選ぶ可能性だってあります。
でも、選択肢を知らずに選んだ道と、複数の選択肢を知った上で自分で納得して選んだ道では、人生の満足度が違う。僕はそう思っています。
だからこそ、子どもには小さい頃からいろいろな経験をしてほしい。
旅行に行く。
自然に触れる。
いろいろな場所へ行く。
知らないものを見る。
新しいことを体験する。
そうした経験には、お金も必要です。
『DIE WITH ZERO』から考えた「お金を使うタイミング」
そんな僕のお金に対する考え方と重なったのが、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』でした。
この本を読んで改めて考えさせられたのが、「お金は持っているだけでは人生を豊かにしてくれない。使って初めて価値を生む。」という考え方です。
もちろん、将来に備えて貯蓄や投資をすることは大切です。でも、「今はできるだけ我慢して、老後にたくさんお金を使えばいい。」とも限りません。
なぜなら、お金から得られる価値は「いつ使うか」によって変わるからです。
例えば旅行。若いうちなら、「富士山に登ってみよう!」と思えば、体力のあるうちに挑戦できます。
でも、十分な資産を築いた80歳になってから、「昔から富士山に登ってみたかった。」と思っても、体力的に難しくなっているかもしれません。
お金はある。でも、できない。
つまり、「お金があること」と「そのお金を使って経験できること」は同じではない。ということです。
人生には、その時だからこそできる経験があります。だから僕は、将来の資産額だけを最大化するのではなく、「今、このお金を使うことで何を得られるのか?」も考えるようになりました。
子どもとの経験には「期限」がある
これは、子育てをしているとさらに強く感じます。
家族旅行に行く。
一緒に動物園へ行く。
キャンプをする。
海で遊ぶ。
初めて見るものに触れる。
こうした経験には、ある意味で期限があります。子どもが成長すれば、親より友達との時間を大切にするようになるかもしれません。
そして何より、子どもが小さい今だからこそできる経験は、将来どれだけお金を持っていても買い戻すことができません。
将来、「あのときもっと一緒にいろいろなところへ行けばよかった。」と思っても、時間を巻き戻すことはできません。
だから僕は、「将来のために資産を増やすこと」と同じくらい、「今しかできない経験にお金を使うこと」も大切。だと思っています。
これは「貯金や投資なんてせず、今全部使ってしまおう。」という話ではありません。
将来に備えながら、今も犠牲にしない。僕が考えたのは、そのバランスをどう作るか?でした。
インデックス投資は「将来」、高配当株は「今」
そこで僕が目を付けたのは、高配当株から受け取る配当金でした。
僕が資産形成の中心にしているインデックスファンドは、基本的に分配金を受け取らず、ファンド内部で再投資されるタイプです。
複利を活かして長期的に資産形成するには、とても相性が良いと思っています。
だから僕の中では、「インデックス投資=将来のためのお金」という位置づけです。
一方、高配当株から受け取る配当金は、「高配当株=今の家族の経験を豊かにするためのお金」として活用しています。
将来のためにインデックス投資を続ける。でも、将来の資産形成だけを優先して、家族で過ごせる「今」を犠牲にはしない。
高配当株から受け取った配当金を、旅行や家族の経験に使う。
僕にとって高配当株投資は、単に、「配当金をたくさんもらいたい。」という投資ではありません。
将来も大切にしながら、今の人生にもお金を使うための仕組みという意味があります。
だからこそ、その配当を1年だけではなく、できるだけ長く受け取りたい。ここから、「配当利回りが高ければ何でもいいわけではない。」という話につながります。
僕が考える「高配当株」の利回り目安
配当利回りが何%あれば高配当なのか。
高配当株に明確な定義があるわけではありません。
僕自身は、ざっくり次のような感覚で見ています。
| 配当利回り | 僕の感覚 |
| 3%超 | 高配当株候補として気になる |
| 3.5%超 | かなり魅力を感じる |
| 4%超 | 高配当株として魅力的 |
| 5%超 | 魅力的だけど「大丈夫?」と警戒 |
相場全体が暴落しているときなら、優良企業でも配当利回りが4%、5%になることはあります。
僕が警戒するのは、「相場全体が暴落しているわけでもないのに、なぜかこの会社だけ利回りが異常に高い」ようなケースです。
5%を超えるような銘柄を見つけると、「やった!高配当だ!」ではなく、「なぜ5%もあるんだ?」から企業分析を始めます。
配当利回りが高い理由をまず考える
配当利回りは、基本的に「1株あたりの年間配当金÷株価」で決まります。
つまり、配当利回りが高くなる理由は、配当金が増えるだけではありません。株価が下がることによっても高くなります。
例えば、年間100円の配当を出している会社があったとします。株価5,000円なら、配当利回りは2%。ところが株価が2,000円まで下落すると、配当金が同じ100円でも利回りは5%になります。
数字だけ見れば、「配当利回り5%の超高配当株!」です。でも重要なのは、なぜ株価が5,000円から2,000円まで下がったのか?です。
業績が急激に悪化した。
主力事業の将来性が不安視されている。
減配が予想されている。
そんな理由で株価が下がっているのなら、現在表示されている5%の配当利回りが今後も続くとは限りません。
だから僕は、高い利回りを見つけたら、「高配当だから買う」のではなく、「高配当になっている理由を調べる」ようにしています。
① 配当性向|僕は30~50%程度を1つの目安にしている
高配当株を見つけたとき、僕が特に重視するのが配当性向です。
配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どの程度を配当として株主に還元しているのかを見る指標です。
僕自身は、30~50%程度を1つの目安にしています。
50%を超えてきたら、「ちょっと高いな。」と理由を確認します。
例えば、配当利回り5%でも配当性向が80%、90%になっていたら、「この配当、本当に続けられるのかな?」と考えます。
現在の配当が魅力的でも、無理をして配当を出し続けた結果、将来減配されてしまっては意味がありません。
配当性向50%超なら即NGではない
ただし、「配当性向50%を超えたら買わない」という機械的な判断はしていません。
例えば、これまで安定して利益を上げてきた。配当も無理なく維持・増配してきた。
でも、その年だけ一時的な要因で業績が悪化した。その結果として配当性向が高くなったのであれば、それだけで投資候補から外すことはありません。
大切なのは数字そのものではなく、「なぜ、その配当性向になっているのか?」を見ることだと思っています。
② 約10年の配当履歴を見る|減配しただけでNGにはしない
次に確認するのが、過去の配当履歴です。
僕には「○年連続増配していなければ買わない」という明確なルールはありません。
目安としては、過去10年程度をざっくり確認します。
その中で、配当を安定して出しているか配当を維持できているか、増配傾向にあるか、頻繁に減配していないかなどを見ています。
もちろん、過去に一度でも減配した会社を投資対象から外すわけではありません。
例えばコロナ禍。事業によっては、企業努力だけではどうにもならないほど大きな影響を受けました。そうした特殊な環境下で一時的に減配したのであれば、僕はある程度目を瞑ります。
逆に気になるのは、特別な理由もないのに、増配→減配→増配→減配を繰り返しているような会社です。
高配当株は長く持って配当を受け取りたいので、「この会社なら5年、10年と安定して配当を出してくれそうか?」という視点で過去の履歴を見るようにしています。
③ 記念配当・特別配当は「ないもの」として考える
高配当株を探していると注意したいのが、記念配当や特別配当です。
例えば、
| 通常配当 | 80円 |
| 記念配当 | 20円 |
| 年間配当 | 100円 |
という会社があったとします。
株価が2,000円なら、100円を基準にした配当利回りは5%です。「利回り5%!」と魅力的に見えます。
でも、記念配当20円は翌年も続くとは限りません。
そのため僕なら、記念配当を除いた通常配当80円を基準に考えます。この場合、僕が見る配当利回りは4%です。
僕の中では、記念配当や特別配当は最初から「ないもの」として考える。これが基本です。
高い配当利回りを見つけたら、年間配当金だけを見るのではなく、「この配当の中に一時的なものが含まれていないか?」まで確認するようにしています。
④ 「配当が増えている」だけでは安心しない
ここから、もう一段深く見ます。
例えば過去5年間、40円→50円→60円→70円→80円と配当が増えている会社があったとします。一見すると、「毎年増配している優良高配当株!」に見えます。
でも僕は、配当金だけでは判断しません。確認したいのは、「なぜ増配できているのか?」です。
利益が増えたのか?配当性向を上げただけなのか?
理想的なのは、本業が成長→利益が増える→配当も増えるという流れです。
一方で注意したいのが、利益はほとんど増えていないのに、配当性向だけを上げて増配している会社です。
例えば、20%→30%→40%→50%→60%と配当性向を引き上げれば、利益が横ばいでも増配することはできます。
でも、それには限界があります。配当性向を70%、80%、90%と上げ続けるわけにはいきません。
つまり、「増配している=会社が成長している」ではない。ということです。
僕は配当推移を見るとき、配当金と配当性向をセットで見るようにしています。
⑤ 本業で配当原資を稼げているか?
そして、僕がかなり重要だと思っているのが、「本業でしっかり稼げているか?」です。
会社には、本業以外でも利益が出ることがあります。例えば資産の売却などによって、一時的に利益が増えることもあります。
その利益を原資に配当を出すこと自体が悪いわけではありません。
でも僕が高配当株に求めているのは、5年、10年と継続して配当を受け取ること。
一時的な利益に頼らないと配当を維持できない会社では、持続性に不安があります。
だから、「本業で稼ぐ→利益が出る→その一部を株主へ配当する」という循環ができている会社を選びたいと思っています。
そして、ここまで確認して初めて、「現在の配当利回りは持続可能なのか?」が少しずつ見えてきます。
⑥ 財務に余裕があるか|まずは自己資本比率を見る
本業で利益を出せていても、財務に余裕がなければ安心して長期保有するのは難しい。そこで次に確認するのが、会社の財務状況です。
僕がまず見るのは、自己資本比率です。
僕自身は、
自己資本比率50%以上なら安心感がある。
少なくとも40%以上は欲しい。
という基準を1つの目安にしています。
もちろん、適正な自己資本比率は業種や企業によって異なるので、この数字だけで良し悪しを決められるものではありません。あくまで、僕自身が企業を見るときの目安です。
なぜ高配当株で財務を見るのか。僕が高配当株に求めているのは、「今年たくさん配当を出してくれること」ではなく、「これからも配当を出し続けてくれること」だからです。
高い配当を出していても、財務に余裕がなければ、「この株主還元を続けて大丈夫なのかな?」と考えます。
余裕があれば、フリーキャッシュフローも確認します。事業によって得たキャッシュから設備投資などを差し引いたあと、自由に使えるお金がどのくらい残っているのか。
配当を継続して受け取るためにも、会社そのものに余裕があるかは確認しておきたいポイントです。
⑦ 「今の利回り」より増配余力を見る
ここまで、
配当利回り。
配当性向。
配当履歴。
本業の利益。
財務。
と見てきました。
そして僕が最近特に意識しているのが、「今後も増配できる余力があるか?」です。
例えば、現在の配当利回りが5%ある会社。数字だけ見ればかなり魅力的です。
でも配当性向がすでに70%だったらどうでしょうか。
利益100のうち70を、すでに配当として株主へ還元している状態です。
しかも本業の利益が横ばい。今後も増配するためには、利益を増やすか、さらに配当性向を上げる必要があります。配当性向80%、90%……と上げ続けることには限界があります。
一方で、現在の配当利回りが3.5%でも、配当性向35%で本業が成長している会社ならどうでしょうか。
利益が増えれば、配当性向を無理に引き上げなくても増配できる可能性があります。僕が長期保有したいのは、こちらのタイプです。
⑧ 利回り5%のA社と3.5%のB社|僕ならB社を選ぶ
具体例で比較してみます。どちらも架空の会社です。
| A社 | B社 | |
| 配当利回り | 5.0% | 3.5% |
| 配当性向 | 70% | 35% |
| 本業の利益 | 横ばい | 成長中 |
| 増配余力 | 小さい | 比較的大きい |
| 僕の判断 | 慎重 | 投資候補 |
配当利回りだけを見れば、圧倒的にA社です。
100万円投資した場合、単純計算では、A社なら年間5万円。B社なら年間3万5,000円。※税金等は考慮していません。
今もらえる配当だけなら、A社の方が魅力的です。それでも、僕ならB社を選びます。
理由は、A社の配当性向70%という水準が気になるからです。本業が横ばいのままなら、今後の増配余力は限られます。
それどころか業績が悪化すれば、現在の配当を維持することすら難しくなるかもしれません。
一方、B社は現在の利回りこそ3.5%ですが、配当性向35%。さらに本業が成長しています。
利益そのものが増えていけば、無理に配当性向を引き上げなくても増配できる可能性があります。
取得価額ベースの配当利回りは育てられる
ここで大切なのが、取得価額ベースの配当利回りという考え方です。
例えば株価1,000円のB社を100株、10万円で購入したとします。購入時の1株配当が35円なら、配当利回りは3.5%です。
その後、会社が成長して、35円→40円→45円→50円と増配していったとします。
自分が購入した金額は10万円のままです。1株50円まで増配すれば、年間配当は5,000円。取得価額10万円に対する配当利回りは5%になります。
もちろん、実際に増配される保証はありません。
でも僕は、「今5%もらえる会社」だけでなく、「3.5%から5%へ育つ可能性のある会社」にも魅力を感じます。
だから、現在の配当利回りだけでは高配当株を選びません。
⑨ 配当性向が高い会社ほど「成長ドライバー」を確認する
では、配当性向が高い会社はすべて投資対象外なのか。僕はそうは考えていません。
ここでも大切なのは、「なぜ?」です。
例えば配当性向が70%ある会社でも、今後利益が大きく成長すれば、配当金を維持したまま配当性向を下げることができます。
逆に、配当性向70%。業績は横ばい。将来の成長材料も特にない。となると、僕はかなり慎重になります。
そこで確認するのが、成長ドライバーがあるかです。
今後、利益を増やすために何をしているか?
例えば、
新規事業を始めている
新しい市場へ進出している
既存事業の立て直しを進めている
成長市場へ投資している
政策や大きな社会変化が追い風になる
などです。
特に業績が低迷している会社なら、「経営陣は、その状況を変えるために何をしているのか?」を確認します。
利益が回復すれば、結果として配当性向を下げられる可能性があります。
だから僕は、配当性向が高い→即NGではなく、配当性向が高い→今後下げられるだけの利益成長を期待できるか?まで考えるようにしています。
⑩ 高配当株を買う前に僕が確認するポイント
ここまでを一度まとめます。
僕が高配当株を見つけたときは、だいたい次のような順番で確認しています。
3%を超えたら候補。4%を超えると魅力的。ただし5%を超えるようなら、むしろ理由を慎重に確認する。
増配によるものなのか。それとも株価下落によって利回りが上がっただけなのか。
30~50%程度を1つの目安にしている。高ければ、その理由を調べる。
10年程度をざっくり確認。維持・増配傾向か、頻繁に減配していないかを見る。
基本的には「ないもの」として通常配当で利回りを考える。
一時的な利益ではなく、本業から継続して配当原資を生み出せているかを見る。
利益が成長したから増配できているのか、配当性向を引き上げているだけなのか。
僕はまず自己資本比率を確認。余裕があればフリーキャッシュフローも見る。
現在の配当だけでなく、5年、10年後にも配当を維持・成長させられそうか考える。
特に配当性向が高い会社なら、将来利益を伸ばして配当性向を下げられる可能性があるかを見る。
こうして並べてみると、配当利回りそのものを見ているのは最初だけです。
利回りは、僕にとって高配当株を探すための「入口」。
最終的に知りたいのは、「この会社は、これからも無理なく配当を出し続けられるのか?」です。
実際にINPEXを分析したときも「利回りだけ」では買わなかった
この考え方を実際の銘柄に当てはめたのが、先日分析したINPEX(1605)です。
INPEXを意識するようになったキッカケの1つは、比較的高い配当利回りでした。
でも、「高配当だから買おう。」とはしませんでした。
配当性向。
過去の配当推移。
財務。
現在の事業。
CCSや水素といった将来の成長ドライバー。
PER・PBR。
そして現在の株価。
一通り調べたうえで出した結論は、「会社としては買いたい。でも、今は待つ。」でした。
現在は証券口座アプリの登録銘柄リストに入れて、希望する株価になるまでウォッチしています。
配当利回りが魅力的だからといって、すぐに買わない。これも、昔と今で大きく変わったところです。
高配当株だけ特別な分析をしているわけではない
ここまで高配当株について書いてきましたが、実は、高配当株だからまったく別の企業分析をしているわけではありません。
配当は企業が稼いだ利益から支払われます。
だから長期的に配当を受け取りたいなら、「そもそもこの会社は良い会社なのか?」を見る必要があります。
僕が個別株を購入する前には、事業内容、競争優位性、成長性、財務、PER・PBR、株価なども確認しています。
その詳しい考え方については、こちらの記事にまとめています。
高配当株分析は、企業分析の中に「配当の持続性」という視点を追加する。僕はそんなイメージで考えています。
昔は4%で前のめり、今は5%ならむしろ一度立ち止まる
投資を始めた頃と比べると、高配当株に対する見方はかなり変わりました。
以前の僕なら、「配当利回り4%超!」という数字を見つけただけで、かなり前のめりになっていました。
今でも4%、5%という利回りを見れば魅力的だと思います。でも、すぐには買いません。
むしろ、「どうしてこんなに高いんだ?」と考えます。
配当性向が高すぎないか。
業績が悪化していないか。
株価が下落した結果、利回りだけ高く見えていないか。
記念配当ではないか。
本業で利益を出せているか。
増配する余力は残っているか。
そうしたことを確認してから判断します。
まとめ|バリュートラップがあるように「高配当トラップ」もある
高配当株投資を始めると、「配当利回り○%」という数字にどうしても目が行きます。僕自身がそうでした。
でも、高配当株を長く保有して配当を受け取りたいのであれば、大切なのは今表示されている利回りだけではありません。
その配当を5年、10年と無理なく出し続けられる会社なのか。僕はここを一番大切にしています。
利益が成長している。
財務に余裕がある。
配当性向にも余力がある。
そして、その利益から無理なく株主へ還元する。
そんな会社であれば、購入時には3.5%だった配当利回りが、増配によって取得価額ベースで4%、5%と育っていく可能性もあります。
反対に、今5%あっても、無理をして配当している会社なら、減配によって3%、2%になる可能性もあります。
だから僕は、「今、一番配当利回りが高い会社」を探しているわけではありません。
探したいのは、「長く配当を受け取り続けられそうな会社」です。
割安に見える株にも、実は成長できない理由が隠れている「バリュートラップ」があります。それと同じように、高い配当利回りにも「高配当トラップ」がある。
以前の僕なら4%を超えただけで前のめりになっていました。でも今は、比較的冷静に見られるようになりました。
高配当であればあるほど、「なぜ?」と一度立ち止まる。そして、利回りの数字の奥にある会社の利益や財務、将来性を見る。
これが、今の僕が高配当株を選ぶときに一番大切にしていることです。
そして、配当金を受け取ったら、ただ再び貯め込むだけではなく、家族との旅行や子どもの経験にも使う。
将来のために資産を育てながら、今しかできない経験にもお金を使う。
その両方を大切にするために、僕はこれからもインデックス投資と高配当株投資を組み合わせていきたいと思っています。
最後までありがとうございました!










