まくろーこんにちは、まくろーです!
2019年、僕は投資初心者として初めて個別株を購入しました。
当時は企業分析という考え方すらほとんどなく、
「人気の優待株だから。」
「PERやPBRが低いから。」
そんな理由だけで銘柄を選んでいました。
その結果、ヤマダHDや日本コークス工業への投資では、多くの失敗を経験しました。
その失敗談については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
あれから約7年。
インデックス投資や高配当株投資を学び、企業分析を続ける中で、「株を買う前に必ず確認すること」が少しずつ増えていきました。
この記事で紹介するのは、僕が7年間試行錯誤してたどり着いた投資ルールです。
もちろん、これが唯一の正解ではありません。投資に絶対はありませんし、人によって投資スタイルも異なります。
それでも、昔の自分と比べると、自信を持って投資判断ができるようになったのは間違いありません。
今回は、僕が実際に個別株を購入する前に確認している10項目をご紹介します。
まずは全体像|僕が確認している10項目
僕が個別株を購入する前に確認している項目は、次の10個です。
- 配当利回り
- 配当性向
- 何で稼いでいる会社なのか
- 競争優位性はあるか
- 成長ドライバーはあるか
- 財務は健全か
- PER・PBRは妥当か
- 長期保有したい会社か
- 買うタイミングは適切か
- 最後まで「この会社の株主になりたい」と思えるか
全てを最初から完璧に確認できる必要はありません。
僕も7年かけて少しずつ確認項目が増えていきました。
この記事を参考に、自分なりの投資基準を作るきっかけになれば嬉しいです。
昔の僕と今の僕
投資を始めた頃と今では、銘柄選びの考え方が大きく変わりました。
| 昔 | 今 |
| 配当利回りだけを見る | 配当性向まで確認する |
| PER・PBRだけで割安判断 | 企業分析をした上でPER・PBRを見る |
| オススメ銘柄を買う | 自分で調べて納得して買う |
| 株価ばかり気にする | 会社そのものを見る |
| チャートだけを見る | 企業分析+チャートで判断する |
もちろん、この変化は一朝一夕で身についたものではありません。
銀行預金しか知らなかった僕が、企業分析をするようになるまで約7年かかりました。その過程については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
それでは、実際にどんな順番で確認しているのか見ていきます。
投資候補を絞り込む
① 配当利回り
僕は個別株では、高配当株投資をメインにしています。そのため、一番最初に確認するのは配当利回りです。
どんなに良い会社でも、配当利回りが自分の投資方針と合わなければ原則投資対象にはなりません。
まずは、「そもそも自分の投資方針に親和性がある銘柄なのか。」を判断するために配当利回りを確認しています。
昔の僕は、
「配当利回りが高い会社=良い会社」
そんな単純な考え方でした。
今は、配当利回りはあくまで入口です。ここから企業分析が始まります。
② 配当性向
配当利回りが魅力的な会社を見つけたら、次に確認するのが配当性向です。
配当利回りが高いからといって、安心できるとは限りません。利益に対して無理をして配当を出している会社であれば、将来的に減配する可能性もあります。
「この配当は今後も続けられそうか。」という視点で配当性向を確認しています。
高配当であることよりも、持続可能な高配当であることを重視しています。
良い会社か分析する
③ この会社は何で稼いでいるのか
次に確認するのは、「この会社は何で利益を上げているのか。」という点です。
僕がよく利用するのは、
- 企業ホームページ
- 決算説明資料
- YouTube
- ChatGPT
です。
今は生成AIが便利な時代。自分であれこれ調べるよりもまずは生成AIに聞いた方が効率的です。
最初にChatGPTで企業の全体像を把握します。
その後、ファクトチェックとして、企業ホームページや決算説明資料で事業内容を確認し、YouTubeで他の投資家の見方を参考にしながら、自分の中で情報を整理しています。
大切なのは、YouTubeやChatGPTの情報をそのまま信じることではありません。
必ず企業ホームページや決算説明資料などの一次情報を見て、自分で納得できるかを大切にしています。
その企業の細部まで知る必要はありませんが、最低限今やっている事業内容(事業セグメント)は把握した方が良いと思います。
④ 競争優位性はあるか
企業の事業内容を理解したら、次は、「なぜこの会社は利益を出し続けられるのか。」を考えます。
僕が確認しているポイントは、
- 業界シェア
- 他社が真似しにくい独自技術
- 培ってきた企業の資産・ノウハウ・ネットワーク
- 営業利益率
- 企業規模
などです。
「儲かっている会社かどうか。」よりも、「なぜ儲かっているのか。」を知ることが大切だと考えています。
競争優位性のある会社は、長期的にも利益を生み出し続けられる可能性が高いからです。
⑤ 成長ドライバーはあるか
僕は「今儲かっている会社」ではなく、「これからも成長できそうな会社か。」を重視しています。
今の儲けはあくまで過去に努力した結果です。今儲かっていても、成長余地がなければ会社は衰退します。
そのため、成長ドライバーを確認します。
例えば、
- 新規事業
- 海外展開
- M&A
- 設備投資
などです。
「何で稼いでいるか?」と同様に、
- 企業ホームページ
- 決算説明資料
- YouTube
- ChatGPT
などで調べます。
会社自身が今後どんな成長を目指しているのかを確認した上で、政府の成長戦略や「骨太の方針」といった政策、AIや半導体などのメタトレンド・メガトレンドも参考にしています。
さらに、売上高や営業利益の推移も確認します。
売上高や営業利益が毎年上がり続けている必要はありません。僕は一時的な業績悪化は仕方ないと思っています。
しかし、何年も売上や利益が前年を下回り続けているのに改善が見られない会社には慎重になります。
数字だけではなく、「会社はこれから成長しようとしているか。」という経営陣の姿勢も大切な判断材料の一つです。
株価と買うタイミングを判断する
⑥ 財務は健全か
どんなに魅力的な会社でも、財務が不安定だと長期保有はしづらくなります。
僕がまず確認するのは、自己資本比率です。自己資本比率が高い会社ほど、一般的には財務基盤が安定している傾向があります。
僕自身は、
- 自己資本比率50%以上なら安心感がある
- 少なくとも40%以上は欲しい
という目安を持っています。
もちろん、自己資本比率だけで投資判断をするわけではありません。
それでも、長期保有を前提にしている僕にとって、財務の健全性を確認する最初の指標になっています。
余裕があれば、
- 営業キャッシュフロー
- フリーキャッシュフロー
も確認します。
利益が出ていても、実際にキャッシュを生み出せていなければ、将来の配当や事業への投資に影響する可能性があります。
そのため僕は、「利益だけでなく、キャッシュもしっかり生み出せている会社か。」という点も参考にしています。
⑦ PER・PBRは「割安か」だけでなく「期待が織り込まれていないか」も見る
PERやPBRは、今でも重要な指標だと考えています。
僕の1つの目安は、
- PER:15倍以下
- PBR:1倍以下
です。
ただし、これは絶対的な基準ではありません。
例えば飲食業のように、比較的PERが高くなりやすい業種もあります。
そのため、「この会社にとって妥当な水準なのか」という視点でも見るようにしています。
実は昔の僕は、「PERが低いから買い。」「PBRが1倍以下だから割安。」そんな考え方をしていました。
実際、日本コークス工業を購入したときも、PERやPBRでスクリーニングをして銘柄を探していました。
しかし、その経験から学んだのは、「割安だから上がる」とは限らない。
ということです。
PERやPBRが低いことには、それ相応の理由がある場合もあります。
だから今では、
- 株価が高すぎないか
- 将来への期待が株価に織り込まれすぎていないか
という視点でもPER・PBRを見るようになりました。
つまり、PERやPBRだけで投資判断をするのではなく、企業分析をした上で株価の妥当性を確認するための指標として使っています。
僕がPER・PBRだけを見て銘柄を選び、失敗から学んだ経験については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
⑧ 長期保有したい会社か
ここまで確認すると、その会社のことがかなり分かってきます。
僕は最後に、「この会社を5年後、10年後も持ち続けたいと思えるか。」を自分自身に問いかけます。
もちろん未来は誰にも分かりません。
それでも、
- この会社なら応援したい
- 成長を一緒に見守りたい
- 配当を受け取りながら長く保有したい
そう思える会社であれば、多少株価が上下しても落ち着いて保有できます。
投資先を選ぶということは、その会社の株主になるということ。
だからこそ、自分が納得して保有できる会社を選ぶようにしています。
⑨ 買うタイミングは適切か
ここまで確認して、「この会社なら投資したい。」と思えたら、最後に株価チャートを見ます。
できるだけ安く買いたいので、
- 過去に暴落したときの株価
- 直近の最安値
- 日経平均株価や日経平均VIなど市場全体の地合い
などを参考にしています。
僕が投資を始めてからでも、
- 2020年2月のコロナショック
- 2024年8月の植田ショック
- 2025年4月のトランプ関税ショック
- 2026年3月の中東情勢ショック
など、市場全体が大きく下落する場面がありました。
僕はこうした局面を、「優良企業を割安に買える可能性があるタイミング」として注目しています。
もちろん、「暴落したから必ず買う」というわけではありません。
企業分析をした上で、「この会社なら長期保有したい。」と思える企業かどうかが前提です。
また、「底値まで待とう。」と考えすぎるのも良くないと思っています。
底値を狙いすぎると、結局買えないまま株価が上昇してしまい、機会損失になることもあるからです。
そんな中、僕が焦らず待てるのは、コア資産としてインデックス投資を毎月積み立てているからです。
資産形成の中心はインデックス投資。個別株は、本当に納得できるタイミングまで待つ。
これが今の僕の投資スタイルです。
もちろん、「どうしてもこの会社の株主になりたい。」と思えた企業は、底値でなくても購入することがあります。
僕にとってチャートは、「何を買うか」を決めるものではなく、「いつ買うか」を考えるための道具です。
⑩ 最後まで「この会社の株主になりたい」と思えるか
最後に、自分へ問いかけます。
「それでも、この会社の株主になりたいか。」
数字だけ見れば魅力的でも、何となく違和感がある。
そんな会社もあります。
逆に、PERが少し高くても、「この会社なら長く成長してくれそうだ。」と思えることもあります。
だから僕は、最後は自分自身が納得できるかどうかを大切にしています。
投資は自己責任だからこそ、人に勧められたから買うのではなく、自分で調べ、自分で納得して買う。
これを一番大切にしています。
初心者ならまずはこの3項目だけでOK
ここまで10項目を紹介してきましたが、最初から全て確認しようとすると大変です。
もし投資初心者の方なら、まずは次の3つだけでも十分だと思います。
- 配当利回り
- 配当性向
- 何で稼いでいる会社なのか
この3つを意識するだけでも、昔の僕より一歩前進しています。
慣れてきたら、少しずつ確認項目を増やしていけば大丈夫です。
今の僕が絶対にやらないこと
7年間の経験を通して、今は次のような投資はしないようにしています。
- オススメ銘柄という理由だけで買う
- PER・PBRだけで判断する
- 配当利回りだけで飛びつく
- SNSやYouTubeの情報だけを信じる
- 何で稼いでいる会社なのか分からないまま投資する
昔の僕は、この多くをやってしまっていました。
だからこそ、失敗も経験しました。
その経験があったから、今の投資基準があります。
まとめ
この10項目は、最初から持っていたものではありません。
2019年に投資を始め、失敗し、勉強し、企業分析を学びながら、約7年間かけて少しずつ作り上げてきたものです。
もちろん、この10項目を確認しても失敗することはあります。投資に絶対はありません。
また、このチェックリストも数年後には変わっているかもしれません。
でも、それは投資家として成長した証拠だと思っています。
もし2019年の自分に1つだけ伝えられるなら、
「オススメ銘柄じゃなくて、会社を見なさい。」
そう伝えると思います。
私自身、これからも学び続けながら、この投資基準をアップデートしていくつもりです。
この記事が、皆さんの「自分なりの投資基準」を作るきっかけになれば嬉しいです。
個別株を買う前のチェックリスト
- 配当利回りは魅力的か
- 配当性向は無理をしていないか
- 何で稼いでいる会社か理解できたか
- 競争優位性はあるか
- 成長ドライバーはあるか
- 財務は健全か
- PER・PBRは妥当か
- 長期保有したい会社か
- 買うタイミングは適切か
- 最後まで「この会社の株主になりたい」と思えるか
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個別株投資で失敗した経験から学んだことは、こちらの記事で詳しく紹介しているよ
企業分析ができるようになるまでの7年間については、こちらの記事をご覧ください。
もっと効率よく投資を学びたい方は、私が受講したGFS無料講座のレビュー記事も参考にしてみてください。
最後までありがとうございました!









