まくろーこんにちは、まくろーです!
「個別株を始めてみたいけど、失敗したらどうしよう。」
投資を始める前、多くの人が一度はそんな不安を感じるのではないでしょうか。
僕も2019年、NISAをキッカケに株式投資を始めました。
当時の投資経験はゼロ。
企業分析の知識も全くなく、ネットや投資雑誌で「オススメ」と紹介されている銘柄を見ながら、「これなら大丈夫そう」と思って投資していました。
最初に購入したのはヤマダHD。
そして、そのわずか8日後には日本コークス工業も購入しています。
幸い、大きな損失を出すことはありませんでした。
しかし今振り返ると、「かなり危ない投資をしていたな」と感じます。
今回の記事では、初心者だった私が実際の投資を通して学んだ5つの教訓をお伝えします。
- ネットや雑誌のオススメだけで買わない
- 株価が安い=割安ではない
- 出口戦略まで考えて投資する
- 利益が出ても成功とは限らない
- 投資で一番大切なのは金融リテラシー
これから個別株投資を始めようと思っている方は、ぜひ僕と同じ遠回りをしないための参考にしてください。
教訓① ネットや雑誌のオススメだけで買わない
僕が初めて購入した個別株はヤマダHD(9831)でした。
2019年3月28日、株価556円で100株。取得金額は55,600円です。
当時はNISAを知り、「せっかくなら活用しよう!」という軽い気持ちで投資を始めました。
どの銘柄を買えばいいのか分からなかった僕は、ネットや投資雑誌でオススメ銘柄を調べました。
その中でもよく紹介されていたのが、優待株として人気だったヤマダHDでした。
当時は生活圏内にヤマダ電機があり、家電や日用品の買い物でよく利用していました。
「優待も使えるし、自分にはピッタリの銘柄だ。」そう思って購入を決めました。
初めて株を買ったときは本当にドキドキしましたが、それ以上に、「ついに株式投資デビューした!」というワクワクの方が大きかったのを覚えています。
まるで大人の階段を一段登ったような気分でした。
ただ、今振り返ると、当時は企業分析を全くといって良いほどしていませんでした。
- 業績はどうなのか。
- 利益は伸びているのか。
- 財務は健全なのか。
- 将来も優待や配当を維持できそうなのか。
そんなことは一切考えず、
「オススメされてたから。」
「優待が人気だから。」
という理由だけで購入してしまいました。
もちろん、オススメ銘柄を参考にすること自体は悪いことではありません。
しかし、それを自分で納得できるまで調べずに買うことは、大きなリスクだったと今では思います。
今の僕なら、最低でも次のような点は確認してから投資しています。
- 割安性(PER・PBR)
- 配当利回り・総利回り
- 配当性向
- 売上・営業利益の推移
- 成長性
- 財務状況
- (優待株)自分が本当に活用できる優待か?
同じヤマダHDでも、もし今の知識を持って2019年に戻れるとしたら、もっと多くの情報を集めた上で投資判断をしたと思います。
教訓② 「株価が安い=割安」ではない
投資経験0と1では大きな差があります。
ヤマダHDを購入した僕は、投資経験が0から1に変わり、気持ちも大きくなっていました。
「投資で大きく儲けられるかもしれない。」
そんな甘い考えで頭がいっぱいでした。
そして、ヤマダHDを購入してからわずか8日後。
2019年4月5日に、日本コークス工業(3315)を購入します。
株価104円、100株購入して、取得金額は10,400円でした。
購入理由は、とても単純。
「株価が安いから。」
当時の僕は、
「低位株なら何倍にも値上がりするかもしれない。」
と安易に考えていました。
PER15倍以下・PBR1倍以下という条件でスクリーニングした銘柄の中から、購入金額が安かった日本コークス工業を選んだ。
ただ、それだけです。
「1万円くらいで買えるなら失敗しても痛くない。」
「PERもPBRも低いし割安なんだろう。」
そんな軽い気持ちで購入していました。
もちろん、企業分析はほぼゼロ。事業内容も深く理解していません。
成長産業なのか。利益は伸びているのか。競争力はあるのか。
そういったことは何も調べていませんでした。
ですが、株価が安いことと、企業価値が割安であることは全く別の話です。
株価100円だから安いわけではありません。
反対に、株価5,000円でも企業価値から見れば割安な企業もあります。
また、PERやPBRが低いからといって必ずしも魅力的な企業とは限りません。
市場から低く評価されるだけの理由があるケースもあります。いわゆる「バリュートラップ」です。
日本コークス工業は、まさにそのことを教えてくれた銘柄でした。
教訓③ 出口戦略まで考えて投資する
ヤマダHDも日本コークス工業も、「長期保有していれば、そのうち株価は戻る。」そんな気持ちで保有を続けていました。
余裕資金で投資していたこともあり、株価が下がっても精神的に追い込まれることはなく持ち続けていられました。
株価が気になって毎日チャートを確認していたわけでもありません。
しかし、2023年になって大きな問題に気付きます。キッカケは旧NISAの非課税期間終了でした。
旧NISAでは非課税期間が5年間と定められていました。
僕が2019年に購入したヤマダHDと日本コークス工業は、どちらも2023年で非課税期間が終了します。
当時は2024年から新NISAが始まるタイミング。
旧NISAから新NISAへロールオーバーはできず、
- 特定口座へ移す
- 売却する
の2択でした。
そこで初めて制度を詳しく調べることになります。すると、
「NISA口座から特定口座へ移管する場合、取得価格は購入時の価格ではなく、移管時点の株価になる」
ということを知りました。
つまり、仮に株価が下がった状態で特定口座へ移り、その後株価が元の購入価格まで戻って売却した場合、実際にはキャピタルゲインは発生していないにもかかわらず、制度上は利益が出たことになり、税金が発生することになります。
もちろん、それを覚悟の上で保有を続けるという選択肢もあります。
しかし僕は、「こんなの知らなかった……。」と悔しい気持ちになり売却することを決めました。
「長期投資だから大丈夫。」
そう思っていた僕は、出口戦略を全く考えずに投資をしていました。
結局、ヤマダHDは2023年10月31日に株価470円で売却しました。
「長期投資」は投資の原則として重要な考え方です。
しかし、長期保有だからと何も考えずに持ち続けることは違います。
制度まで理解した上で投資することの大切さを、この経験から学びました。
僕のケースは、旧NISAから新NISAへの切り替わりに伴う失敗でしたが、iDeCoなんかも出口戦略を考えずに投資すると痛い目を見る例の1つだと思います。
教訓④ 利益が出ても成功とは限らない
一方、日本コークス工業については購入当初、「低位株だからいつか大きく値上がりする。」と期待していました。
しかし実際には、株価は思うようには伸びませんでした。
配当金も、
| 2020年 | 100円 |
| 2021年 | 400円 |
| 2022年 | 700円 |
| 2023年 | 0円 |
という推移。
2023年には無配になりました。
僕自身、「やっぱり個別株って難しいな。」と感じるようになっていました。
そして旧NISAの非課税期間終了を迎える2023年。
ちょうど売却を考えていたタイミングで株価が少し上昇し、2023年11月29日に株価125円で売却。
取得価格104円だったため、かろうじて売却益を得ることはできました。
結果だけ見れば、この投資は成功だったと思えるかもしれません。
ですが、僕はこの投資を「成功だった」とは思えませんでした。
なぜなら、利益が出た理由は、「企業分析が正しかったからではなく(むしろ分析皆無)、たまたま売却時に株価が上がっていただけ」だからです。
もし売却のタイミングが違えば、結果は変わっていたかもしれません。
また、もっと投資額が大きく、株価も値下がりしていたら、致命傷を負うことになるかもしれません。
つまり、再現性のない危険な投資をしていました。
投資で大切なのは、運良く利益を出すことではなく、何度でも同じ考え方で投資判断ができることです。
この経験から、僕は「利益が出た=正しい投資」とは限らないことを学びました。
教訓⑤ 投資で一番大切なのは金融リテラシー
ヤマダHDと日本コークス工業。この2銘柄への投資で、僕は共通してあることに気付きました。
それは、「勉強不足だった。」ということです。
企業分析もできていない。
制度も理解していない。
株価だけを見て判断している。
これでは、運良く利益が出ても長く続けられる投資にはなりません。
僕は改めて投資について勉強を始めました。
その中で出会ったのが、インデックス投資です。「市場全体に長期で投資する」という考え方を知り、まずは資産形成の土台としてインデックス投資を続けることにしました。
個別株を始めてからインデックス投資を始めるまで1年7ヶ月ほどの時間を要しました。
その後も独学で企業分析や財務分析を学び続け、現在ではインデックス投資をコアにしながら、サブで個別株投資(高配当株、優待株)を行っています。
今でもまだまだ勉強中ではありますが、企業分析を基になんとなく投資判断ができるようになったのは、初めて個別株投資を始めてから約5年後の2024年5月です。
投資は時間を味方につけて複利で増やしていくので早く始めることが大切。
ですが、僕が知識を身に付けるのに時間がかかったように、独学で投資知識を身に付けるにはそれなりに時間がかかります。
だからこそ、早く勉強することが何より大切です。
今の僕が個別株を購入する際には、
- PER・PBR
- 配当利回り
- 配当性向
- 売上・利益の推移
- 成長性
- 財務状況
- 成長ドライバー
- 株価が適正か
- 優待を本当に活用できるか
など、さまざまな角度から企業を見るようになりました。
2019年の自分とは、投資に対する考え方が大きく変わっています。
まとめ|失敗することより、学ばないことの方が危険
この2銘柄への投資を振り返って、一番伝えたいことがあります。
それは、失敗するから投資が怖いのではありません。
正しい知識を身に付けないまま、何が危険か分からずに投資することが一番危険だということです。
僕は幸い、大きな損失を出すことはありませんでした。
しかし、それはたまたま運が良かっただけです。
もし投資金額がもっと大きかったら。
もしもっとリスクの高い銘柄を選んでいたら。
結果は全く違っていた可能性があります。
投資はギャンブルではありません。
だからこそ、これから投資を始める方には、「まずは投資について学ぶこと」をオススメしたいです。
投資は1日でも早く始めた方が良いと言われます。それは間違いありません。
しかし、それと同じくらい、1日でも早く勉強を始めることも大切です。
金融リテラシーは、一生使える財産です。
僕も2019年の失敗があったからこそ、今の投資スタイルにたどり着くことができました。
もしこの記事が、これから個別株投資を始める方の遠回りを減らすキッカケになれば、とても嬉しく思います。



早く学んで早く投資を始めよう!
最後までありがとうございました!










