家計簿アプリZaim「総残高に含めない」とは？設定・活用方法を解説

家計簿には手書き（家計簿帳、ノートなど）や表計算ソフト（スプレッドシート、エクセルなど）もありますが、家計簿アプリは設定1つで家計管理がしやすくなるので、カケイクジャーニーでは家計簿アプリをオススメしています。

中でも「Zaim」はまくろー自身がいくつか家計簿アプリを試した中で一番使い勝手が良かったアプリです。

Zaimでは口座管理・家計管理をしやすくする「総残高に含めない」という設定ができます。

このページでは、家計簿アプリZaimの「総残高に含めない」設定について、設定方法やどんな活用方法があるか解説します。

Zaimの「総残高に含めない」設定とは

Zaimは家計簿アプリの先駆け・パイオニアで、「マネーフォワードME」や「Moneytree」と並んでよく名前が挙がる国内最大級の家計簿アプリです。

Zaimには便利機能がたくさんあるので、そっちに目がいきがちですが、使いやすさにこだわって開発されているので、実は基本設定ですら使いやすさを向上させてくれます。

その1つが「総残高に含めない」設定です。

Zaimの特定の口座残高を総残高の集計から除外する設定のことです。

この設定を行うと、設定した口座は残高画面の下部にある「総残高に含めない」セクションに表示され、総残高に加算されないようになります。

「総残高に含めない」の設定方法

設定方法は2通りあります。

口座追加時に設定

口座追加の画面で「集計」の項目を「総残高に含めない」に設定します。

なお、口座の追加方法は 記事をご覧ください。

作成済みの口座の設定変更

「総残高に含めない」の活用方法

いずれ支払うお金を管理する口座

家計簿を付ける目的には次の3つが挙げられます。

1. 予算管理
2. 積立管理
3. 資産管理

このうち、積立管理は、先々支払うことが分かっている支出に備えることができます。

先々の支出には、以下のようなものが挙げられます。

これらのお金は半年に1回、年に1回、2年に1回といった間隔で支払うので、支払タイミングに備えて毎月積み立てておくのがオススメです。

カケイク流家計簿では積立管理の方法として、家計簿上に「積立枠」という口座を作って、そこに積み立てていきますが、この積立枠口座を総残高に含めると以下のようなことが起こります。

急にガクッと総残高が減るタイミングがありますよね。

これは、先ほど例に挙げた先々の支出の支払タイミングがきた時です。

総残高に含めても含めなくても、しっかり積立管理できていれば支払いに困ることはありませんが、家計簿の総資産がガクッと減るので、なんとなく損した気持ちになりませんか？

一方、積立枠口座を「総残高に含めない」設定にするとどうなるか？

先ほどよりは総残高の増え方は緩やかですが、先々の支出の支払タイミングがきても家計簿上の総残高は減りません。

家計簿の見せ方の問題なので、実際の資産額はどちらも変わりません。

ですが、人は「損をしたくない」と考える傾向にあるので、多くの方にとってはガクッと下がるよりも徐々に上がる方が家計管理のモチベーションが維持しやすくなります。

まくろー家の場合は積立額を多めに設定しているので、先々の支出の支払タイミングがくると積立残金が発生します。

この残金は貯蓄口座（総残高に含める口座）に振り替えるので、支払タイミングが過ぎると家計簿上の総残高が少し増えます。

この活用方法が「総残高に含めない」設定の最も効果的な使い方だと思っています。

クレジットカードの利用金額

まくろー家ではクレジットカードを利用した場合、利用金額を管理するためにクレジットカード口座に収入記録を付けています。

このクレジットカード口座を総残高に含めてしまうと、総残高を過大評価してしまいます。

なので、クレジットカードの利用金額を把握するためのクレジットカード口座は「総残高に含めない」設定にします。

プライベートのお金

Zaimは非常に使い勝手が良いので、家計だけでなくプライベートのお金（お小遣い）も管理したくなります。

ですが、Zaimは無料版の場合、別のアカウントで管理しようとすると、別のアカウントにログインし直さなければいけません。

無料版のままアカウントを切り替えることなくお小遣いも管理する場合には、家計とお小遣いを同じアカウントで管理することになります。

このとき、お小遣いも総残高に含めてしまうと家計の資産を見誤ってしまうので、お小遣い口座は「総残高に含めない」設定にすると良いです。

まとめ

家計簿アプリZaimの「総残高に含めない」設定について、設定方法や活用方法を解説しました。

「総残高に含めない」設定は基本設定でありながら、家計管理をしやすくする便利な設定です。

最後までありがとうございました！