こんにちは、まくろーです!
カケイクジャーニーでは、家計簿アプリ「Zaim」を使った家計管理について紹介しています。
Zaim家計簿の準備が整ったら、実際に家計簿を付けていきましょう。
家計簿の記録には3種類あります。
- 支出記録 このページで解説
- 収入記録
- 振替記録
このページでは「支出記録」の付け方について解説します。
カケイクジャーニーでは月々の支出を特に抑えたい食費、日用雑貨費について「生活費」として予算管理しています。
解説文に「生活費」と記載されているときは食費、日用雑貨費を指しています。
支出項目を知ろう
まずはどんな支出項目があるか見ていきましょう。
食費 | 食料品 など |
日用雑貨費 | 消耗品、子ども用品 など |
交通費 | 電車、バス など |
交際費 | プレゼント、ご祝儀・香典 など |
娯楽費 | レジャー、書籍 など |
教育・教養費 | 習い事、学費 など |
美容・衣服費 | 洋服、美容院 など |
医療・保険費 | 病院、薬、医療保険 など |
通信費 | 携帯料金、インターネット など |
光熱費 | 電気、ガス、水道 |
住宅費 | 家賃、住宅ローン など |
車両費 | ガソリン、駐車場、自動車保険 など |
税金 | 固定資産税 など |
大型出費 | 旅行、家具、家電 など |
… | … |
支出記録を付けよう
1レシートにつき1つの支出項目として記録していきます。
なので、原則は1レシートにつき1回記録です。
1回の買い物で支出項目が異なるものを一緒に購入したときは誤差範囲と捉え、メインで購入したものの支出項目に合わせて記録します。
- クレジットカード口座を追加した方
-
カード払いのときはクレジットカード口座にも記録する必要があるので2回記録になります。
- 1レシートでも支出項目を分けるとき
-
支出項目が異なるものを一緒に購入して、それぞれ別々に記録するときは、分割した分だけ記録します。
レシートの内訳ごとに分割して記録すれば細かく家計簿を分析できます。
ですが、細かすぎると家計簿を付けるのが面倒になって続けられなくなる恐れがあります。
カケイクジャーニーで解説する方法は、正確さと続けやすさのちょうど良いバランスを保っているよ
それでも、誤差範囲としてまとめて記録しない方が良い場合などもあるので、それは例外として後述します。
生活費(食費、日用雑貨費)を支払った場合
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「共有財布」
④お店などメモして記録
カード利用の場合は1レシートにつき2回記録します。
1回目
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「生活費枠」
④お店などメモして記録
予算を立てる前の付け方
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「給与口座」予算を立てる前は1回目の出金元が異なる
④お店などメモして記録
2回目
①「レシート金額」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「クレジットカード」
④お店などメモして記録
クレジットカードと異なり、決済と同時に口座から支払われるため、現金払いと同じような方法で記録しますが、出金元が異なります。
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「生活費枠」
④お店などメモして記録
予算を立てる前の付け方
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「給与口座」予算を立てる前は出金元が異なる
④お店などメモして記録
生活費以外を支払った場合
共有財布に入れたお金は生活費として使いますが、買い物をしていると生活費以外の支出項目を支払う場合もあります。
その際は共有財布もしくはプライベート財布から一旦支払いをします。
帰宅したら自宅保管庫から支払った金額を戻します。
①「レシート金額」を記入
②「支出項目」を選択
③出金元を「自宅保管庫」
④お店などメモして記録
1回目
①「レシート金額」を記入
②「支出項目」を選択
③出金元を「給与口座」
④お店などメモして記録
2回目
①「レシート金額」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「クレジットカード」
④お店などメモして記録
①「レシート金額」を記入
②「支出項目」を選択
③出金元を「給与口座」
④お店などメモして記録
口座振替を設定している支払を記録します。
毎月決まったタイミングで自動的に引き落とされる支払が該当します。
例)水道料金、保険、住宅ローンなど
①「引落金額」を記入
②「支出項目」を選択
③出金元を「給与口座」
④お店などメモして記録
クレジットカード引落
①「引落金額」を記入
②支出項目「その他(カードの引落)」を選択
③出金元を「クレジットカード」
④お店などメモして記録
家計簿を付け始めて最初のカード引落は、カードの利用状況により引落金額と家計簿上の金額がズレている場合があります。
「前回のカード締日」〜「家計簿を付け始めた日」までの間にカードを利用していた場合が該当します。
このため、家計簿を付け始めてから最初のカード引落の際はひと手間必要です。
カード利用明細を見て家計簿に記録されていない項目がないか確認しましょう。
未記録項目があるときは、その項目を記録します。記録の仕方はこれまで解説した方法と同じです。
利用明細の一番日付が古い項目から順に確認するとどこから記録していないか効率良く確認できます。
例外
クレジットカード利用以外で1レシートにつき複数回記録する場合を解説します。
異なる支出項目のものを一緒に購入し、誤差範囲とみなせない場合
一度の会計でいろんな買い物をすることもあります。
レシート金額:3万円
内訳)食費1万円、家電2万円
レシート金額のうち家電の金額が一番多いため、支出項目を「大型出費(家電)」として3万円計上したとします。
すると家計簿上では食費は使用していないことになります。
実際には食費として1万円も使っているにも関わらず、家計簿には反映されていないため、生活費の予算が実質1万円増えたことになります。
これは誤差範囲とはみなせません。このように誤差範囲を超える場合は正確さを保てなくなるため、1レシートでも支出項目を分けて記録します。
今回の例の場合の記録の付け方は以下の通りです。
生活費以外は一旦立て替え、帰宅後に自宅保管庫から戻します。
1回目(食費)
①「レシート金額のうち食費金額」を記入
②支出項目「食費」を選択
③出金元を「共有財布」
④お店などメモして記録
2回目(家電)
①「レシート金額のうち家電金額」を記入
②支出項目「大型出費(家電)」を選択
③出金元を「自宅保管庫」
④お店などメモして記録
1回目(食費)
①「レシート金額のうち食費金額」を記入
②支出項目「食費」を選択
③出金元を「生活費枠」
④お店などメモして記録
2回目(家電)
①「レシート金額のうち家電金額」を記入
②支出項目「大型出費(家電)」を選択
③出金元を「給与口座」
④お店などメモして記録
3回目(カード)
①「レシート金額」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「クレジットカード」
④お店などメモして記録
クレジットカードの記録は内訳ごとに分ける必要はありませんので、レシート金額をそのまま記入します。
誤差範囲っていくらまでなの?
予算額の5%を目安にすると良いかな
誤差範囲を厳密に決める必要はありませんし、家庭によって誤差とみなせる金額は異なるので、一概にいくらとは言い切れません。
ですが、参考までに予算額の5%を誤差範囲の目安にすると良いと思います。
例)予算額 6万円 ⇒ 誤差範囲 3,000円
家庭の買い物とプライベートの買い物などを一緒の会計で支払った場合
家庭の買い物と合わせて、プライベートの買い物や一緒に買い物に行った同伴者(友人など)の買い物を一旦立て替えて支払う場合もあります。
レシート金額:3万円
内訳)家庭の買い物(食費)1万円、プライベートの買い物1万円、同伴者の買い物1万円
今回の例の場合の記録の付け方は以下の通りです。
家庭分以外は一旦立て替え、立替分は後で返金してもらいます。
1回目(食費)
①「レシート金額のうち家庭分の金額」を記入
②支出項目「食費」を選択
③出金元を「共有財布」
④お店などメモして記録
すぐに返金される場合は1回記録のみで大丈夫です。
ただし、その日のうちに返金されず、返金までにタイムラグがある場合には、以下のように3回目まで記録します。
2回目(立替)
①「レシート金額のうち立替分の金額」を記入
②支出項目「その他(立替金)」を選択
③出金元を「共有財布」
④お店などメモして記録
3回目(返金) ※返金されたら記録します
①「返金額」を記入
②収入項目「立替金返済」を選択
③入金先を「共有財布」
④お店などメモして記録
家庭分以外は一旦立て替え、立替分は後で返金してもらい、返金分は自宅保管庫へ戻します。
1回目(食費)
①「レシート金額のうち家庭分の金額」を記入
②支出項目「食費」を選択
③出金元を「生活費枠」
④お店などメモして記録
2回目(立替)
①「レシート金額のうち立替分の金額」を記入
②支出項目「その他(立替金)」を選択
③出金元を「給与口座」
④お店などメモして記録
3回目(カード)
①「レシート金額」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「クレジットカード」
④お店などメモして記録
クレジットカードの記録は立替分を分ける必要はありませんので、レシート金額をそのまま記入します。
4回目(返金)
①「返金額」を記入
②収入項目「立替金返済」を選択
③入金先を「自宅保管庫」
④お店などメモして記録
クレジットカード利用記録に関する補足
買い物以外の定期的なカード払いについて
買い物の場合は、クレジットカードを利用した意識があるため、記録を付け忘れにくいと思います。
一方、定期的にクレジットカード払いになっている項目がある場合、クレジットカードを利用した意識がないため記録を忘れがちです。
例)携帯料金、保険 など
忘れずに記録しようね
2回記録について
クレジットカード払いをした際には、2回記録の方法を解説しました。
2回記録は少し手間ですが、以下のメリットがあります。
- カードの引落金額がわかる(付け忘れに気づきやすい)
- 家計を正確に把握できる
①カードの引落金額がわかる(付け忘れに気づきやすい)
クレジットカード口座へのクレジット利用記録については、記録がなくても家計簿運用上は特に問題はありません。
ですが、クレジットカード口座に利用記録を付けていると、カードでいくら使ったかわかりやすくなります。
②家計を正確に把握できる
カード利用記録と合わせて、支出記録も付けているので支出として計上でき、家計を正確に把握できます。
当たり前のことを言っているのですが、まくろーは当初、カード払いは以下の方法で記録していました。
①「レシート金額」を記入
②「振替」を選択
③出金元を「生活費枠」、入金先を「クレジットカード」として記録
この方法は記録が1回で済み、家計簿の残高も2回記録のときと変わらないので、一見問題ないように見えます。
ところが分析タブを見てみると、家計簿には支出として計上されていません。
振替記録として家計簿を付けたため当然なのですが、この方法では手間がかからない代わりに、家計管理に歪みが生じてしまいます。
この失敗を踏まえて、少々手間ですが2回記録の方法を編み出しました。
まとめ
支出記録の付け方について、生活費とそれ以外を支払った場合に分けて、支払方法別に解説しました。
家計簿を付けていく中で困らないよう一通り網羅したつもりです。
もし網羅されていない支払方法があった場合には、ここで解説した方法を参考にしながら記録してみましょう。
最後までありがとうございました!