こんにちは、まくろーです!
ママろーです!
本業以外で得られる副収入には5つに分類できます。
副収入の5分類のうち「投資」はお金に働いてもらって収入を得る方法で、自身の労働力を提供する必要がないことから「不労所得」と言われています。労力をかけずにお金が増えるので、本業で忙しいサラリーマンが収入をアップさせるにはオススメの副収入です。
今回は、「投資」の番外編「預金・貯金」について解説します。厳密には、預金・貯金は投資ではないですが、労力をかけずにお金がわずかに増えるという点でカケイクジャーニーでは投資の番外編として位置づけています。
預金・貯金とは?
まずは預金や貯金とは何かについて解説します。
預貯金とは?
預金と貯金をまとめて預貯金と呼びますが、預貯金とはお金を金融機関に預けておくことです。
預けたお金の金額に応じて、定期的に利子が得られます。元本保証(預けたお金が減らないこと)なので、安全に収入が得られます。
預金と貯金の違いは?
お金を金融機関に預けることを預金・貯金と呼びますが、実は「預金」と「貯金」には違いがあります。その違いは預け先にあります。
預金 | 貯金 |
---|---|
銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など | ゆうちょ銀行、JAバンク(農業協同組合)、JFマリンバンク(漁業協同組合)など |
預け先によって呼び方が異なるのは、法律上の用語に合わせているためです。
銀行は「銀行法」、農業協同組合は「農業協同組合法」、漁業協同組合は「水産業協同組合法」など、それぞれの事業は関連する法律に則って運営されていますが、それぞれの法律に「預金」や「貯金」と記載されています。
かつては「郵便貯金法」という法律があったので、ゆうちょ銀行では「貯金」が使われています。2007年10月の郵政民営化に伴って郵便貯金法は廃止されていますが、これまでの名残で今でもゆうちょ銀行では「貯金」が使われています。
「預金」と「貯金」は、意味合いは同じなので普段あまり意識して言葉を使い分けることはないと思いますが、豆知識として覚えておくと良いと思います。
意味合いは同じだから、以降では「預金」で言葉を統一するね
利息とは?
預金で得られる利息について解説します。
利息・利子とは?
お金を貸し借りすると、借りた側は貸し主に対してその対価を支払います。この対価を利息・利子といいます。
「利息」、「利子」は同じ意味で使われますが、貸した側(対価を受け取る側)では「利息」、借りた側(対価を支払う側)では「利子」と使い分けられることがあります。
預金でなぜ利息?
利息はお金を貸したときに得られる対価です。
なんで預金で利息がもらえるの?
実は預金はお金を貸しているのと同じなんだ
お金を銀行などの金融機関に預けるとき、「お金を預かってもらっている」という意識の方が強いかもしれません。
金融機関に預けたお金はそのまま保管されているわけではなく、お金を借りたい企業や個人に貸し出されています。つまり預金は金融機関を介して間接的にお金を誰かに貸しているということです。
このため、金融機関にお金を預けると利息が得られます。
金利とは?
利息金額は預金額に対して一定の割合を掛けて算出されますが、この割合のことを「金利」といいます。
「利率」ともいわれるよ
1年あたりの金利は「年利」といわれますが、金利や利率は年利として考えることが多いので、このページでも「金利」は年利として考えていきます。
ちなみに利息金額は以下の例のように計算します。
100万円×金利1%=1万円
上記例の場合、1万円の利息が得られることになります。
金利は金融機関ごとに設定されているので、金利設定が他行よりも高い金融機関に預金すると、得られる利息額が多くなります。
金利が高い金融機関を選ぶと良いんだね!
預金のメリット
- 安全性が高い
- 使いたいときに使える
- 貯まっていくのが分かりやすい
安全性が高い
預金は預けたお金が減ることがなく元本が保証されています。なので株などの投資と異なり、損失が発生することはありません。
でも銀行が破綻したら預けたお金はなくなっちゃうよね…?
預金保険制度で一定額までは保護されているから大丈夫だよ
金融機関では預金保険制度に加入しているので、万が一の事態があっても安心です。
預金保険制度とは?
金融機関が破綻した場合に預金者を保護する目的で運営されている制度です。
本制度は預金保険機構が運営しており、国内の金融機関は預金保険機構への加入が義務付けられています。金融機関では預金量などに応じた保険料を毎年納付しており、その保険料を原資として運営されています。
利息のつく普通預金の場合は1,000万円までが保護されます。
当座預金など全額保護される場合もあるけど、一般個人が主に使っているのは利息のつく普通預金だから、1,000万円までと覚えておけば良いよ
使いたいときに使える
預金はお金が必要になったときにすぐに使える流動性の高さが特長です。株などの金融商品はお金として使いたいときに一度換金する必要があるので、預金より流動性が劣ります。
すぐに使う予定があるお金などは預金が適しています。
貯まった金額が把握しやすい
株などの金融商品と異なり、元本割れがなく、金額の変動がないので、通帳やアプリなどで金額を把握しやすいです。
お金が貯まっていく様子が分かりやすく、コツコツ貯められていると嬉しい気持ちになります。
預金の注意点
- 1,000万円超は預金保険制度の対象外
- 目減りする可能性がある
- 大きな利息は得られない
1,000万円超は預金保険制度の対象外
万が一に備えた預金保険制度で預金が保護されていますが、利息のつく普通預金の場合は1,000万円までが対象です。これを超えた金額は対象外となります。
預金は安全性が高いのが特長ですが、金融機関の破綻リスクを考慮して、預金額が1,000万円を超える場合には複数の金融機関に預金を分けておくのがオススメです。
目減りする可能性がある
「1円玉は1円」、「1万円札は1万円」といったように、お金の額面が変わることはないので金額は変動しません。
ですが、お金の価値は下がる場合があります。それはモノの値段が上昇し続けるインフレ(インフレーション)状態にあるときです。
モノの値段が上がると、同じモノを買うのにより多くのお金を払う必要があります。別の見方をすれば、「お金の価値が下がったから、その分多くお金を払ってね」ということです。
例えば、普段100円で買えていたものが、お金の価値が半分になったら、200円払わなければいけないといった具合です。
モノの金額はお金の価値によって変動しますが、
「モノの価値」÷「お金の価値」=「モノの金額」
で表されます。
- 普段のお金の価値を「1」とすると、
-
100円
モノの価値100÷お金の価値1= - お金の価値が半分になると、
-
200円
モノの価値100÷お金の価値0.5=
預金はインフレに弱く、知らないうちにお金の価値が減り、資産が目減りしてしまう可能性があります。
一方、株などの投資はインフレに強い資産なので、預金だけでなくバランスよく資産を分散させることが重要です。
大きな利息は得られない
昔は金利が高い時代もありましたが、今は低金利時代です。
現在の金利は0.1%程度※なので、100万円を1年間預けても1,000円です。
※2024年8月以降に金利が上昇!
日本では2016年よりマイナス金利政策が行われており、多くの金融機関の預金金利は過去最低の0.001%と低い状態が続いていました。
ですが、2024年3月にマイナス金利政策が解除され、同年7月の日銀(日本銀行)の金融政策決定会合にて政策金利が0.25%に引き上げられたことから、各金融機関の預金金利も順次引き上げられました。
より大きく増やしたい場合には預金は向いていません。預金は投資の番外編として解説しましたが、預金よりも大きなリターンを得たい場合には投資信託などの投資がオススメです。
投資や投資信託については
記事で詳しく解説しています。代表的な金融機関と普通預金金利
代表的な金融機関とその普通預金の金利を挙げておきます。
金融機関名 | 普通預金金利 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 0.1% |
三井住友銀行 | 0.1% |
みずほ銀行 | 0.1% |
りそな銀行 | 0.1% |
埼玉りそな銀行 | 0.1% |
ゆうちょ銀行 | 0.1% |
あおぞら銀行 | 0.2% (BANK口座) |
SBI新生銀行 | 0.3% (SBI証券口座保有者) |
楽天銀行 | 0.18% (マネーブリッジ利用者) ※300万円まで、300万円を超えた分は0.12% |
住信SBIネット銀行 | 0.11% (SBIハイブリッド預金) |
「三菱UFJ銀行」、「三井住友銀行」、「みずほ銀行」の3行は3大メガバンク、
これに「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」を含めた5行は5大銀行と呼ばれているよ
まとめ
投資の番外編「預金・貯金」について解説しました。
預金は利息として安全に収入を得られる反面、その金利の低さから、大きな収入にはなりにくいです。少しでも多く利息を得るには、金利の高い金融機関に預けるのがオススメです。
また、預金だけでなく資産を株などの金融商品にもバランスよく分散しておけば、インフレなどの環境変化にも対応しやすくなります。
預金と投資を上手く使い分けよう
最後までありがとうございました!