
こんにちは、まくろーです!



ママろーです



ミニろーだよ
赤ちゃんを育てる上で欠かせない粉ミルク。粉ミルクはいろんなメーカーから販売されているので、どれが良いのか迷ってしまいます。
そこでこのページでは、粉ミルクの選び方やまくろー家オススメの粉ミルクについて解説します。
粉ミルクとは
粉ミルクとは?
粉ミルクは調製粉乳のことを指し、「生乳や牛乳などを原料として、乳幼児に必要な栄養素を加えて粉末状にしたもの」と定義されています。
調製粉乳に含まれるものとして、乳児用調製粉乳、フォローアップミルク、低出生体重児用ミルクが挙げられます。このうち、育児用品店やドラッグストア、ネット通販などで販売されている多くの粉ミルクは、乳児用調製粉乳とフォローアップミルクです。
乳児用調製粉乳とフォローアップミルクの違い
一口に粉ミルクといっても、乳児用調製粉乳とフォローアップミルクに分かれるので、育児が初めてのパパやママの中には両者の違いがよくわからないという方もいるかもしれません。



僕もミニろーが生まれるまでは粉ミルクに違いがあることを知らなかったよ
そこで、乳児用調製粉乳とフォローアップミルクの違いを解説します。
母乳の代わりとなるかどうか?
両者の一番大きな違いは母乳の代わりとなるかどうかです。
乳児用調製粉乳
0〜12ヶ月頃の乳児を対象とした粉ミルクで、母乳の代わりになります。
赤ちゃんにとっての最良な栄養は母乳ですが、母乳量が不足する場合や母乳をあげるのが困難な場合などは母乳代替品である乳児用調製粉乳を与えます。
一般に粉ミルクというと、こちらの乳児用調製粉乳のことを指す場合が多いです。
フォローアップミルク
9ヶ月〜3歳頃の乳幼児もしくは1歳〜3歳頃の幼児を対象とした粉ミルクです。乳児用調製粉乳とは異なり、母乳の代わりにはなりません。
フォローアップミルクは離乳期以降から摂取するもので、その名の通り栄養をフォローアップする(補う)のが目的です。このため離乳食で十分に栄養が摂れていて、発育が遅れていなければフォローアップミルクを摂取する必要性は高くありません。
母乳の代わりなら乳児用調製粉乳を選ぼう
育児用品店やドラッグストア、ネット通販ではいろんな粉ミルクが販売されていますが、粉ミルクは安くない買い物です。できるだけ割安な粉ミルクを買いたいところですが、安さだけを重視すると、乳児用調製粉乳を買うつもりが、フォローアップミルクを買ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
なぜなら、一般的に乳児用調製粉乳よりもフォローアップミルクの方が安価な傾向にあるからです。
各メーカーの価格(税込)
メーカー | 乳児用調製粉乳 | フォローアップミルク |
---|---|---|
森永乳業 | はぐくみ エコらくパックつめかえ用800g 2,354円 | チルミル エコらくパックつめかえ用800g 1,836円 |
明治 | ほほえみ 800g 3,412円 | ステップ 800g 2,658円 |
雪印ビーンスターク | すこやかM1 大缶800g 3,355円 | つよいこ 大缶800g 2,598円 |
WAKODO (アサヒグループ食品) | はいはい 小缶300g 1,155円 | ぐんぐん 小缶300g 1,015円 |
先ほど解説した通り、母乳の代わりになるのは乳児用調製粉乳です。
粉ミルクのパッケージには「0ヶ月〜1歳頃まで」といったように対象年齢がわかりやすく記載されているので間違えにくいとは思いますが、母乳の代替として粉ミルクを購入する際には誤ってフォローアップミルクを選ばないようにしましょう。



このページでは乳児用調製粉乳について解説するから、ここからはわかりやすく乳児用調製粉乳を「粉ミルク」と呼ぶことにするよ
粉ミルクの栄養素
赤ちゃんにとって粉ミルク(乳児用調製粉乳)は母乳の代わりとなる大切な栄養源です。
各メーカーから販売されている粉ミルクは成分組成に微妙な差はあれど、メーカーによって組成が大きく変わっていたら、どれを選んだら良いか迷ってしまいます。また、赤ちゃんに必要な栄養素が不足した粉ミルクが販売されていたら安心して飲ませられません。
このため、国では母乳代替品として安心して使用できるよう「乳児用調製粉乳」の基準を定めています。
この基準に沿って製造され、国から許可を得た粉ミルクには「特別用途食品マーク」が表示されています。
栄養成分などの基準は以下の通りです。
1 | 熱量 (エネルギー) | 60~70 kcal 標準濃度の熱量(100 mLあたり) |
成分 | 100 kcalあたりの組成 | |
2 | たんぱく質 | 1.8~3.0 g |
3 | 脂質 | 4.4~6.0 g |
4 | 炭水化物 | 9.0~14.0 g |
5 | ナイアシン (ニコチン酸およびニコチンアミドの合計量) | 300~1,500 μg |
6 | パントテン酸 | 400~2,000 mg |
7 | ビタミンA (レチノール量) | 60~180 μg |
8 | ビタミンB1 | 60~300 μg |
9 | ビタミンB2 | 80~500 μg |
10 | ビタミンB6 | 35~175 μg |
11 | ビタミンB12 | 0.1~1.5 μg |
12 | ビタミンC | 10~70 mg |
13 | ビタミンD | 1.0~2.5 μg |
14 | ビタミンE | 0.5~5.0 mg |
15 | 葉酸 | 10~50 μg |
16 | ビオチン | 1.5~10 μg |
17 | イノシトール | 4~40 mg |
18 | 亜鉛 | 0.5~1.5 mg |
19 | 塩素 | 50~160 mg |
20 | カリウム | 60~180 mg |
21 | カルシウム | 50~140 mg |
22 | 鉄 | 0.45 mg以上 |
23 | 銅 | 35~120 μg |
24 | セレン | 1~5.5 μg |
25 | ナトリウム | 20~60 mg |
26 | マグネシウム | 5~15 mg |
27 | リン | 25~100 mg |
28 | α-リノレン酸 | 0.05 g以上 |
29 | リノール酸 | 0.3~1.4 g |
30 | Ca/P | 1~2 |
31 | リノール酸/α-リノレン酸 | 5~15 |
必要な栄養素を摂取するという側面だけで考えると、この特別用途食品マークが付いた粉ミルクであれば、どの粉ミルクを選んでも問題ありません。
粉ミルクの選び方
特別用途食品マークが付いた粉ミルクならどれでも良いとはいえ、各メーカーでは基準に沿いながらも、他社と差別化を図るためにいろんな工夫をされています。
ここでは、粉ミルクの選び方のポイントについて解説します。
- 特長成分
- 消化機能への配慮
- 製剤的工夫
特長成分
基準となる31項目の基本的な成分以外にも母乳に似せるために他の特長成分も配合されています。
- ラクトフェリン
- ラフィノース
- ラクチュロース
- ラクトアドヘリン
- βラクトグロブリン
- ルテイン など
消化機能への配慮
赤ちゃんは消化機能が未熟なので、消化負担の大きいミルクだと上手く消化できずに下痢をしてしまう場合があります。
粉ミルクは牛乳などを原料として作られているので、粉ミルクに含まれるたんぱく質はウシ由来であり、ヒト由来たんぱく質とは消化のしやすさが異なります。
赤ちゃんの未熟な消化機能に配慮して、たんぱく質をあらかじめ細かくして消化しやすくした粉ミルクがあります。
製剤的工夫
どのメーカーでも粉ミルクはできるだけ母乳成分に似せることを目指して成分設計されているので、特長成分を配合したとしても、配合成分だけでは差別化を図るのはなかなか困難です。
なので、成分以外の面で差別化を図ろうと各社工夫されています。
その1つとして、使いやすさを向上させる製剤的工夫がなされています。
包装資材の工夫
昔は粉ミルクというと缶以外の選択肢はほとんどありませんでしたが、現在では様々な種類の包装形態があります。
- 大缶
- 小缶
- スティック
- 専用ケース+つめかえパック
剤形の工夫
粉ミルク自体も工夫されており、従来の粉末タイプだけでなく、キューブタイプもあります。
スプーン計量が不要でミルクを調製しやすい
粉ミルクメーカーとそれぞれの成分
粉ミルクを製造している代表的なメーカーは以下の通りです。
メーカー | 商品名 |
---|---|
森永乳業 | はぐくみ、E赤ちゃん |
明治 | ほほえみ |
雪印ビーンスターク | すこやかM1 |
和光堂 (アサヒグループ食品) | はいはい |










ミニろーオススメの粉ミルク
ここからはミニろーが実際に飲んでいたオススメの粉ミルクを紹介します。
ミニろーが飲んでいた粉ミルク



僕は森永乳業「E赤ちゃん」を飲んでいたよ


森永乳業「E赤ちゃん」の概要
ラインナップ | 大缶(800g) 小缶(300g) スティックタイプ(13g×10本入) エコらくパック(400g×2袋) |
特長成分 | ラクトフェリン、ラフィノース、ラクチュロースなど |
消化機能への配慮 | 牛乳たんぱく質のすべてを微細化して消化負担を軽減 |
製剤的工夫 | エコらくパックは森永乳業だけ |
「E赤ちゃん」と「はぐくみ」の違い
森永乳業にはE赤ちゃんとは別に「はぐくみ」という粉ミルクも販売されています。


その違いは牛乳たんぱく質の大きさです。
牛乳たんぱく質の大きさ
- E赤ちゃん
-
全ての牛乳たんぱく質を微細化
- はぐくみ
-
一部の牛乳たんぱく質を微細化
E赤ちゃんでは全ての牛乳たんぱく質を微細化しているので、はぐくみよりも消化負担が軽減されています。



その分、はぐくみよりも少し価格が高くなるよ
消化負担を考えてミニろーには生まれてからずっとE赤ちゃんを飲んでもらっていましたが、粉ミルクは結構家計を圧迫するので、一度だけE赤ちゃんよりも安価な「はぐくみ」を買って飲んでもらったことがあります。
ですが、はぐくみに変えた途端ミニろーが下痢をし始めるようになりました。下痢の直接的な原因がミルクを変えたことだったのかはハッキリしていませんが、この出来事をキッカケにまくろー家ではE赤ちゃんに対する信頼が強固になりました。



あのときは下痢が続いてミニろーのお尻が荒れちゃってかわいそうだったな



僕は体質的にE赤ちゃんの方が合ってたのかも
オススメは「エコらくパック」
E赤ちゃんは消化負担が少ないだけでなく、エコらくパックという森永乳業オリジナルの包装形態も魅力です。
まくろーもママろーもミニろーが生まれる前は缶タイプの粉ミルクしか知りませんでした。ですが、缶タイプはかさ張ることや缶ゴミの回収頻度が多くないことから、他に良い包装形態がないかと探していました。
そんな中、森永乳業のエコらくパックを知りました。
粉ミルクが入ったつめかえ用袋を専用ケースに入れ替えて使う包装形態です。
初回は専用ケース付きの「はじめてセット」を購入します。


その後は「つめかえ用」を購入して、つめかえ用袋を専用ケースに入れ替えて使用します。


エコらくパックは「もっとこうなったらいいな」というママの声に応えて誕生しました。
「エコ」で「らく」で「コンパクト」が名前の由来です。
エコらくパックは、
- 「エコ」でゴミ処理がしやすい
- 「らく」に計量できて、つめかえも簡単
- 「コンパクト」に収納可能
- 大缶よりも衛生的に使える
- 大缶よりも安い!
上記のようなメリットがあります。
「エコ」でゴミ処理がしやすい
専用ケースを使って中の粉ミルクをつめかえるだけなので、ゴミが少なくなります。また、缶ゴミが出ないのでゴミ処理がしやすいのが特長です。



製造時のCO2排出量も削減されているんだって!
「らく」に計量できて、つめかえも簡単
専用ケースはすり切り板が付いていたり、底が浅かったりするので、粉ミルクを計量しやすくなっています。
使い終わったら袋だけ捨てて、新しいつめかえ用袋をそのままセットすれば良いだけなので、ラクちんです。
「コンパクト」に収納可能
専用ケースはコンパクトなので、場所を取らずに置いておくことができます。また、つめかえ用袋もコンパクトなので、粉ミルクの在庫をストックしても棚や引き出しに収納しやすくなっています。
横幅15 cm x 奥行10.5 cm x 高さ13.5 cm
大缶よりも衛生的に使える
エコらくパックの1袋の容量は400gです。一方、大缶はその倍の800g入っている場合が多いので、使い切るまでにエコらくパックと比較すると2倍の期間がかかります。
つまり、大缶は単純計算で手や空気中の雑菌にさらされるリスクも2倍になります。一度開封したら早めに使い切るよう注意書きがあるのは、そのようなリスクを極力避けるためでもあります。
エコらくパックも雑菌にさらされるリスクはありますが、大缶よりは衛生的に使えます。
大缶よりも安い!
ここまで解説した通り、エコらくパックにはメリットがたくさんあります。
こんなにメリットがあると、
価格も高いんじゃない?
そう思ってしまいますよね。
ですが、安心してください!
エコらくパックは実は価格も一番安くなっています!
包装形態 | 価格(税抜) | 1gあたりの単価 |
---|---|---|
400g×2袋 | エコらくパック3,110円 | 約3.9円 |
大缶 800g | 3,340円 | 約4.2円 |
小缶 300g | 1,460円 | 約4.9円 |
スティック 13g×10本 | 760円 | 約5.8円 |



使いやすいのに一番安いなんて森永乳業さんありがとう!!


まとめ
まくろー家オススメの粉ミルクについて解説しました。
粉ミルク(乳児用調製粉乳)はどのメーカーのものを選んでも母乳代替品として赤ちゃんに必要な栄養素は十分に摂取できますが、その中で粉ミルクを選ぶポイントは、「特長成分」、「消化機能への配慮」、「製剤的工夫」です。
ここで解説した内容を参考に、赤ちゃんの体質やパパ・ママの使いやすさを考慮して粉ミルクを選んでいただければと思います。
まくろー家のオススメは森永乳業の「E赤ちゃん」です。



E赤ちゃんは消化負担が軽減されていて僕の体質に合った粉ミルクだったよ
さらに森永乳業のエコらくパックは使い勝手が良く価格も安いので、特にオススメです!



記事では粉ミルク以外にも出産直後~3ヶ月頃までのオススメ育児アイテムを紹介しているから参考にしてね
最後までありがとうございました!