家計簿を付ける意味ってナニ?真の理由を解説

まくろー

こんにちは、まくろーです!

カケイクジャーニーでは「家計を豊かに、わが子には良い旅を」をモットーにしています。

子どもにいろんな経験をしてもらうため、まずは家計をメンテナンスすることが重要ですが、家計管理の方法として家計簿を付けることを推奨しています。

家計簿を付けた方が良いというのは皆さんも何度も耳にしていると思います。「いつ、何に、いくら使ったかが分かる」というのが家計簿を付けた方が良い理由として一般的です。

もちろん、そういった理由もありますが、家計簿を付ける真の理由は別にあります。

このページでは、家計簿歴8年以上のまくろーが家計簿を付ける真の理由について解説します。

目次

家計簿とは

家計簿とは家庭の支出や収入を記録する帳簿を指します。家計を管理する上では必須のアイテムとなります。

パソコンやスマホがなかった時代は家計簿帳やノートに手書きする方法が主流で、家計簿は大変なものというイメージがありましたが、現在は手書き以外の方法もあります。

家計簿のタイプ
手書き(家計簿帳、ノートなど)

家計簿帳やノートに手書きで書き込む方法です。

表計算ソフト(Excel、スプレッドシートなど)

パソコンやスマホを使ってエクセルなどに入力する方法です。

家計簿アプリ(Zaim、マネーフォワードMEなど)

家計簿アプリに記録する方法です。

家計簿は付け続けることが大事になるので、継続できればいずれのタイプでも問題ありません。

ですが、カケイクジャーニーでは、手軽に入力できて続けやすいことから、家計簿アプリを用いた家計管理をオススメしています。

家計簿を付ける一般的な理由

家計簿を付ける一般的な理由
・お金の流れを把握できる

家計簿を付けると、いつ、何に、いくら使ったかがわかります。記録する内容を細かくすれば、どんなモノを買ったかまで把握できます。

・節約すべき項目を見つけられる

何に、いくら使ったかわかるので、家計簿を振り返れば「あの支出が無駄だったな」など節約ポイントを発見できます。

・貯蓄が増える

無駄な支出を見直せば家計から出ていくお金が減るので貯蓄を増やすことができます。

これらの理由は確かに家計簿を付けるメリットではありますが、表面的なメリットであって家計簿の本質ではないと思っています。

これらの一般的な理由に対して、それぞれまくろーは以下のように考えています。

一般的な理由に対するまくろーの考え
・お金の流れを把握できる

【まくろーの考え】支出項目レベル(食費、日用雑貨費など)でお金の流れを把握することは簡単にできます。

一方で、例えば「あの日の買い物でついついお菓子を買って無駄遣いしちゃったな」といったように振り返りたい場合には、買い物の内訳まで把握するため家計簿を細かく記録する必要があります。家計簿アプリならレシート撮影で手間を抑えながら記録することもできますが、それでも手間がかかります。

家計簿は継続することが重要なので手間がかかると面倒になり、続けられない可能性が高くなるのであまりオススメできません。また、そのときに欲しいと思って買ったものを後から振り返ったとしても無駄だったと思えるかも怪しい気がします。

・節約すべき項目を見つけられる

【まくろーの考え】家計簿を細かく付けていれば普段のお買い物の節約ポイントを発見できますが、上記と同じく家計簿を細かくし過ぎるのはオススメできません。

光熱費や通信費、保険などの固定費を見直せるという意見もありますが、それは家計簿でなくても利用明細を見ればわかることです。

・貯蓄が増える

【まくろーの考え】家計簿を付けることで節約意識が高まれば貯蓄が増えやすくなるとは思います。

ですが、上記の通り家計簿を細かく見返して普段の買い物の節約ポイントを発見するのは難しいので、その効果は限定的な気がします。

以上より、家計簿を付ける一般的な理由は表面的なものであって本質ではなく、家計簿を付ける真の理由は別にあると考えます。

家計簿を付ける真の理由

ここからはまくろーが考える家計簿を付ける真の理由、家計簿の本質について解説します。

家計簿を付ける真の理由
  • 予算を立てられる(予算管理)
  • 先々の支出に備えられる(積立管理)
  • 余裕資金を把握できる(資産管理)

予算を立てられる(予算管理)

家計簿を1年以上継続して付けると、どんな支出項目に年間いくら使ったか確認できます。その金額をもとに月々の目安額「予算」が算出できます。

予算内で生活できれば少なくとも前年よりも生活費を節約できます。そして1年後にまた家計簿を振り返り、改めて予算を設定します。

これを繰り返せば年々予算額が減って、毎年節約できます。

予算を下げすぎると生活の質が落ちて、健康を害したりストレスが溜まったりします。

予算の減額は辛いと感じない程度までに留めましょう。

また、予算を設定すると予算意識によって節約への心がけが強くなり、さらに節約効果が高まります。

まくろー

ウチでは予算意識で10万円相当の効果があったよ!
詳細は後で解説するね

細かく振り返って無駄遣いを洗い出しても良いですが、予算内で生活することを意識すれば無駄遣いを予防できるので、細かく振り返る必要もありません。

先々の支出に備えられる(積立管理)

支出は月々の生活費だけではありません。毎月ではないものの、定期的に大きな出費が発生することがあります。

定期的な大型出費例
  • 車検
  • 自動車保険
  • 固定資産税
  • 通勤定期代
  • 家賃更新料 など

大型出費を見越して銀行口座などでお金を管理できていれば良いですが、同じ口座内に大型出費用のお金と他のお金が混ざっていると区別が付きにくいので、管理が難しくなります。

管理が不十分だと大型出費用として積み立てていたお金を使ってしまい、支払い時に不足する恐れもあります。

家計簿を付けると口座内にあるお金は家計簿上で区別できるので管理しやすくなり、大型出費用のお金を間違えて使ってしまう可能性は少なくなります。

余裕資金を把握できる(資産管理)

家計簿で家計に関連する全ての口座を管理すれば、家庭の全資産を見える化できます。

資産を見える化するメリットは、預貯金がどれだけ貯まっているかがわかるだけでなく、余裕資金がどれだけあるかも把握できる点です。

余裕資金とは?

投資をする上で、当面使う予定のないお金あるいは減ってしまっても普段の生活に影響しないお金のことを指します。

資金総額 −(生活資金+準備資金+生活防衛資金)= 余裕資金

資金総額手持ちのお金
生活資金食料費、日用雑貨費、家賃などの生活費
準備資金近い将来に使う予定のあるお金
生活防衛資金失業や病気など万が一収入が途絶えても生活できるように貯めておくお金
※生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月分が目安と言われています

預金金利が高い時代では、銀行などの金融機関にお金を預けていれば、利息を多めにもらえていたので、資産形成は預金だけでも十分でした。

ですが現在は金利が低く、給与も上がりにくい時代なので、資産を形成する上では「投資」が重要になります。

投資は余裕資金の範囲内で行うのが原則ですが、家庭の資産状況が把握できていないと、どこまでが余裕資金なのかわかりません。余裕資金を超えて投資してしまって失敗する恐れもあります。

投資の世界では「リスク許容度」という言葉がありますが、「どの程度までの損失なら受け入れられるか」という度合いのことを指します。

自分のリスク許容度がどれくらいなのか考えるにあたっては、余裕資金を把握できていないと判断しにくくなります。

家計簿を付けていれば、余裕資金がどれくらいあるのかわかるので、投資で生活に悪影響を及ぼすほどの失敗をするリスクは軽減できます。

まくろー

家計簿は「予算管理」、「積立管理」、「資産管理」をするために付けるんだ!

家計簿は付け続けることに意味がある!

「無駄遣いしていないから家計簿を付け続ける意味を見出せない」という方もいます。

家計簿の目的を単に無駄遣いを減らすためだと考えるなら、付け続けなくても良いかもしれませんが、これまで解説した通り、家計簿は無駄遣いを抑えるだけでなく、「予算管理」、「積立管理」、「資産管理」ができます。

これら3つを行うには家計簿を付け続ける必要があります。

まくろー

家計簿の本質を知れば、付け続ける意味がわかるね!

予算意識だけで年間10万円節約!

最後に、予算意識でどれくらい節約できるのか、まくろー家の実例を紹介します。

まくろー家では、毎月1日に予算が割り当てられ、月の前半はお金があるので、あまり予算を考慮し過ぎずに買い物することが多いです。ですが、月の後半になってくると予算を意識し始めて財布の紐が固くなりだします。

ついついお菓子を買っちゃう、自炊が面倒だから外食しちゃうなど、無駄遣いをしがちな支出項目は食費(食料品、外食)なので、まくろー家の食費の支出額が月の始めから終わりにかけてどのように推移しているか調査してみました。

調査概要

対象期間1年間(2023年8月〜2024年7月)
対象の支出項目食費(食料品、外食)
方法1ヶ月を第1週〜第4週の4つの期間に分けて比較
第1週:1〜7日(7日間)
第2週:8〜14日(7日間)
第3週:15〜21日(7日間)
第4週:22日〜月末
※第4週は他の期間よりも日数が多いため、当該期間の平均値の7日分で補正

調査結果

4つの期間それぞれの年間合計額はこちらです。

第1週166,147円
第2週145,124円
第3週136,423円
第4週117,375円

第1週→第2週→第3週→第4週と月末に向かって支出額が下がっていました。予算意識によって節約できていることがわかります。

予算意識がなかった場合には、月間を通して第1週のような支出額になると想定されます。第2週〜第4週も第1週と同じ支出額だったと仮定すると、その差額はそれぞれ以下の通りです。

第2週21,023円
第3週29,724円
第4週48,772円
99,519円

もし予算意識がなかった場合には、年間約10万円程度も支出額が増えていた可能性があります。

まくろー

家計簿による予算意識だけで10万円相当の節約ができたと考えられるね!

まとめ

家計簿を付ける真の理由は「予算管理」、「積立管理」、「資産管理」ができることです。家計簿を付け続けることでこれらの3つが実現でき、家計簿の本当の価値が見出されます。

家計簿による節約は、細かく振り返って無駄遣いを洗い出すよりも、予算意識によって無駄遣いを予防する方が効果的です。

各家庭によっても異なりますが、まくろー家では10万円相当の節約効果がありました。

まくろー

家計簿は家計管理の必須アイテムだよ

アプリによる家計簿の付け方は記事で詳しく解説しています。

最後までありがとうございました!

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このサイトを運営している人

ママろー(妻)とミニろー(子ども)の3人暮らし。
平凡なサラリーマンとして仕事をしつつ、育児に励んでいます。
特技は家計管理!まくろー家の黒字家計を支えています!
家計簿アプリ「Zaim」を使った家計管理が得意です。

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