
こんにちは、まくろーです!



ママろーです
先日、スマホ写真の容量不足問題を解決するNASについての記事を投稿しました。
NASを活用することで利便性高く、大容量に写真を保存できることがご理解いただけたと思います。
NASに興味を持った人が次に気になるのは、
どんな機材を用意すれば良いの?
この疑問だと思います。
そこでこのページではNASを利用する上で必要な機材について解説します。
前提条件
NASを構成する時に必要な機材は条件によって異なります。
先日の記事で解説したNASの選び方・選定ポイントに関わりますが、条件とは
- 「NASはキットか完成品か」
- 「データ損失リスクにはバックアップするかミラーリングするか」
のことを指し、どの条件を選ぶかによって機材構成が変わってきます。
- NASはキットか完成品か
-
- キット:記憶媒体(HDD/SSD)のカスタマイズ性が高い
- 完成品:準備する機材が少ない
- データ損失リスクにはバックアップするかミラーリングするか
-
- バックアップ:外付けHDDにバックアップ
- ミラーリング:NASでRAID1を構成
これら要素の組み合わせで条件は4つに分類されます。
- 条件①
-
記憶媒体のカスタマイズ性が高い・バックアップ
- 条件②
-
記憶媒体のカスタマイズ性が高い・ミラーリング
- 条件③
-
準備する機材が少ない・バックアップ
- 条件④
-
準備する機材が少ない・ミラーリング



この4条件でそれぞれ必要な機材を解説するよ
条件①:記憶媒体のカスタマイズ性が高い・バックアップ
機材 | 必要数 |
NASキット(1ベイ) | 1 |
HDD(もしくはSSD) | 1 |
外付けHDD | 1 |
NASキット(1ベイ)
まずはNAS本体です。
NASにはHDDが内蔵されている完成品と、内蔵されていないNASキットがありますが、条件①ではキットを選びます。
また、NASにはHDDやSSDを搭載できる数が機種によって異なり、搭載数のことを「ベイ数」と言いますが、バックアップの時はHDDを1つ搭載できる1ベイNASを選ぶと良いです。



2ベイ以上は不要だよ


HDD(もしくはSSD)
条件①ではNAS本体をキットにしたので、HDDやSSDを自分で用意してセットする必要があります。
- HDDかSSD、どちらを選ぶか?
- 容量はどれくらい必要か?
好みに合わせて適切な記憶媒体を選びましょう。
HDDかSSD、どちらを選ぶか?
- HDD
-
HDDはハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)の略で、CDのような円盤(プラッタ)にデータを書き込む仕組みです。
回転する円盤にデータを書き込んでいくので、読み書き速度は円盤の回転速度に影響を受け、データ転送速度が上がりにくいと言われています。
円盤の回転は、振動に弱く物理的な衝撃で故障しやすかったり、回転音が発生して静音性に劣ったりします。
一方、大容量のデータを比較的安価に保存することができるので、データ保存のコスパに優れています。
- SSD
-
SSDはソリッドステートドライブの略で、フラッシュメモリにデータを書き込む仕組みです。
カメラのフラッシュのように瞬時にデータの記録や消去ができることからフラッシュメモリと名付けられたとされています。
HDDよりもデータ転送速度が高速なのが特長です。
HDDのような回転円盤がないので、物理的な衝撃にも強いと言われています。
魅力的なSSDですが、最大の難点は高価であることです。同等容量のHDDとSSDを比較するとその価格差は圧倒的です。
HDD 34,014円 SSD 157,837円 ※2025年8月27日時点のAmazon販売価格 その差はなんと約5倍です。
HDDとSSDはどちらが良い?



HDDがオススメだよ!
SSDは高速なのが利点ですが、とても高価です。
SSDは企業(エンタープライズ)向けで販売されている場合が多いので、個人利用ならHDDで良いと思います。
HDDはデータ転送速度がSSDに劣りますが、HDDがとりわけ遅いというわけではありません。



わが家もHDDだけど、普段使いでデータ転送速度の遅さで困ったことはないよ
容量はどれくらいあれば足りる?
これは写真をどれだけ撮るかによるので、最適な容量は個人によって異なります。
ですが、参考までにまくろー家の選び方を紹介します。
まくろー家は長男のミニろーが生まれてから写真を撮る機会が増えました。ママろーはカメラ好きなのでそもそも写真を撮る機会が多かったのですが、撮影機会の増加は爆発的でした。
元々はGoogleのアカウントを開設すると無料提供されるオンラインストレージ「Googleドライブ」を使っていて、無料ストレージは15GBですが、ミニろーが生まれてからはそれでは足りず、複数アカウントを作成して5つまで増やしました。
容量はトータル75GBです。
これだけあっても足りず6個目のアカウントをママろーが作成しようとしたところ、同じ電話番号から作成できるアカウント上限に達してしまったようで、これ以上作れませんでした。



わが家がNASを導入したのはコレがキッカケだったね
そしてNASを導入したのがミニろー誕生から約1年後でした。つまり、写真撮影機会が多いママろーの場合、ミニろー誕生後、1年間で75GBの容量が必要でした。
わが家ではこの容量をベースにして計算しました。
写真を撮る機会が多いのはミニろーが大人になるまでの20年間だと想定して、
ママろーとまくろーの2人で、
20年経過後も利用したり、ミニろーが大きくなってミニろーも使うようになったりすることを想定して予備分を1TB分。
3TB+1TB=4TB
というわけで、まくろー家は4TBの容量のHDDを購入しました。


外付けHDD
バックアップする場合には、外付けHDDが必要です。
これはNASに搭載するHDDとは異なります。
NASにUSBケーブルで外付けHDDを繋げて、NAS内の写真データを外付けHDDに定期的にバックアップします。
バックアップは手動でもできますが、スケジュールを組んで自動バックアップも可能です



わが家は毎週日曜3時に設定して、NASを使わない夜中にバックアップしてるよ
外付けHDDの容量は?



NASに搭載したHDD容量と同じ容量にすれば大丈夫
まくろー家の場合はNASのHDD容量が4TBなので、外付けHDDも4TBにしています。



ちなみに条件①は、まくろー家も採用している構成で不自由なくNASライフを満喫してるよ


条件②:記憶媒体のカスタマイズ性が高い・ミラーリング
機材 | 必要数 |
NASキット(2ベイ) | 1 |
HDD | 2 |
NASキット(2ベイ)
外付けHDDにバックアップする場合にはベイ数は1ベイで大丈夫でしたが、ミラーリングの場合にはRAID1を構成する必要があるので、2ベイ必要になります。
RAID1を構成することで2つのHDDに同じデータを同時に書き込むことができ(ミラーリング)、一方のHDDが故障した場合、もう片方のHDDからデータを復旧できます。


HDD
条件①と異なり外付けHDDは不要ですが、その代わりNASが2ベイとなるので、HDDも2つ必要になります。
同じ容量のHDDを2つ用意します。


条件③:準備する機材が少ない・バックアップ
機材 | 必要数 |
完成品NAS(1ベイ) | 1 |
外付けHDD | 1 |
完成品NAS(1ベイ)
完成品のNASには既にHDDが内蔵されているので、条件①、②と異なりHDDを別途用意する必要はありません。


外付けHDD
NASに搭載するHDDの用意は必要ありませんが、バックアップ用の外付けHDDは用意する必要があります。


条件④:準備する機材が少ない・ミラーリング
機材 | 必要数 |
完成品NAS(2ベイ) | 1 |
完成品NAS(2ベイ)
条件④は最も準備する機材が少ない条件です。
完成品の2ベイNASさえ用意すれば大丈夫です。


まとめ
NASの構築に必要な機材を条件別に解説しました。
どの条件を選ぶかは人それぞれですが、NASの個人利用の場合の条件は以下2つの要素で決まります。
- NASはキットか完成品か?
- データ損失リスクにはバックアップするかミラーリングするか
これらの要素の組み合わせによって条件は4つに分類されるので、どの条件に当てはまるか確認した上で、ここで解説した機材を揃えてみてください。



僕は「条件①:記憶媒体のカスタマイズ性が高い・バックアップ」がオススメ!
最後までありがとうございました!
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