こんにちは、まくろーです!
カケイクジャーニーでは「資産を見える化するため」の家計簿の付け方をオススメしていますが、とりあえず余計な支出さえ減らせれば良いという家庭もあるかもしれません。
そんなカケイク世代のために、カケイクジャーニーで紹介する中で一番簡単な「余計な支出を減らすため」の家計簿の付け方を解説します。
この方法では、月々の変動費の中で特に余計な支出が増えがちな食費と日用雑貨費だけを家計簿に記録していきます。
カケイクジャーニーでは家計簿アプリ「Zaim」を使った方法を解説していますが、同様の方法ができれば、どんな家計簿アプリでも構いません。
Step0)Zaimに口座を追加しよう
- 共有財布
- クレジットカード引落口座
現金しか使わない場合には「共有財布」のみで大丈夫です。
Step1)家計簿を付けよう
生活費(食費、日用雑貨費)を支払った場合に家計簿に記録します。
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「共有財布」
④お店などメモして記録
①「レシート金額」を記入
②支出項目「食費 or 日用雑貨費」を選択
③出金元を「引落口座」
④お店などメモして記録
予算を立てる前の段階では、家計簿を付けていくと総残高のマイナス額が増えていきますが、マイナス記号を取った金額がその時点までに使用した生活費です。
月末時点の金額がその月の生活費の合計額になるよ
Step2)月末に精算しよう
当月の総残高をそのままにしておくと、翌月にどれだけ生活費を使用したか分かりにくくなります。
このため、月末に精算して総残高をゼロに戻しましょう。
①「当月の共有財布の金額(マイナス記号を取った金額)」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「共有財布」にして記録
①「当月の引落口座の金額(マイナス記号を取った金額)」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「引落口座」にして記録
これで全てゼロに精算できました。
この調子で翌月以降もStep1、2を繰り返してください。
Step3)予算を立てよう
Step1、2に沿って1年以上継続して家計簿を付けると、生活費(食費と日用雑貨費)に年間いくら使ったか確認できます。
これまでの家計簿を振り返り、予算を設定してみましょう。
予算の設定方法は
記事の「ステップ2」で解説しています。予算が立てられたら、予算額をもとに家計をやりくりしていきます。
月々の生活費は各家庭で異なります。
適切な予算額の設定には1年以上継続して家計簿を付ける必要がありますが、今すぐに予算を設定したいという家庭もあるかもしれません。
そんなカケイク世代は、まくろー家の予算額にもとづいた以下の目安額を当面の予算額にしてみてください。
・夫婦:5万円
・子ども1人あたり:+1万円
例)
夫婦+子ども1人の3人家族
予算額6万円
夫婦+子ども2人の4人家族
予算額7万円
Step4)予算内でやりくりしよう
Step1、2では予算を立てずに家計簿を付けてきましたが、予算が立てられたら設定した予算額を踏まえた家計簿の付け方に切り替えていきます。
切り替えるといっても、これまでの付け方がベースになるよ
まずはこれまでと同様に月末に精算して全てをゼロに戻します。
月初になったら、以下のように家計簿を付けます。
①予算額のうち「共有財布分」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「共有財布」にして記録
①予算額のうち「クレジットカード利用分」を記入
②収入項目「その他」を選択
③入金先を「引落口座」にして記録
予算額を共有財布分とクレジットカード利用分で振り分けましたが、この金額は暫定的なものなので、振り分け金額は適当で大丈夫です。
現金しか使わない場合は家計簿の登録口座が「共有財布」のみだと思いますので、予算額をそのまま記録しましょう。
振り分け金額はまくろー家の例を参考にしてみてください。
- 予算額
-
6万円
- 支払スタイル
-
基本的にクレジットカード
現金のみの店では現金支払
- 振り分け金額
-
共有財布分:1万円
クレジットカード利用分:5万円
前述したとおり、振り分け金額はあくまでも一時的なものです。
家計簿を付けていく中でどちらかの振り分け金額を超えてしまう場合がよくあります。
そのときは以下の例のように振替記録を付け補充します。
①「補充金額」を記入
②「振替」を選択
③出金元を「共有財布」、入金先を「引落口座」にして記録
総残高がマイナスにならないように予算内でやりくりしよう
共有財布内の金額は家計簿に表示されている金額と一致させるとより予算意識が高まります。
家計簿上で振り分け金額を調整したときなどは、共有財布内のお金も調整しましょう。
調整のたびに財布の中のお金を銀行に預けるのは手間なので、このときに自宅保管庫が重宝します。
Step5)精算しよう
月末時点で予算が余った場合には、Step2と同様に精算して総残高をゼロに戻しましょう。違う点は、収入項目ではなく支出項目で精算するところです。
①「共有財布の予算残高」を記入
②支出項目「その他」を選択
③出金元を「共有財布」にして記録
①「引落口座の予算残高」を記入
②支出項目「その他」を選択
③出金元を「引落口座」にして記録
Zaimの入力方法はStep2とほとんど同じなのでスクショ画像は省略しました。
これでゼロに精算できました。
家計管理をしていると予算額を超えてしまう月も出てきます。
その場合にはマイナス分を精算せずに、翌月の予算額はそのマイナス分を反映させた金額からスタートします。
これ以降は、
- Step1)家計簿を付けよう
- Step4)予算内でやりくりしよう
- Step5)精算しよう
を繰り返して、家計管理を続けてください。
まとめ
このページでは「余計な支出を減らすため」の家計簿の付け方を解説しました。
一番簡単な方法なので、食費と日用雑貨費だけしか記録していませんが、ここで解説した方法によって予算意識が身に付くと思います。
それだけで余計な支出を減らせ、家庭によっては数万円分に相当するような大きな価値があります。
まくろー家は10万円相当の価値があったよ
ここで解説した方法を実践できた皆さんは家計管理の大きな第一歩を踏み出せました。
さらに家計管理の精度を高めたいカケイク世代については、まずはカケイク流家計簿・中級編「将来の支出に備えるため」の家計簿の付け方に挑戦してみてください。
最後までありがとうございました!