こんにちは、まくろーです!
カケイクジャーニーでは子どもにいろんな経験をしてもらうことをモットーに情報発信しています。
まくろー家長男のミニろーにもたくさんの経験をもとに大きく成長して欲しいので、いろんな体験をしてもらうことを心掛けています。
今回は、ミニろー体験記 学習編「絵本」を紹介します。
僕のオススメの絵本も紹介するから最後まで読んでみてね
絵本の効果
子どもに絵本を読んであげると良いというのは良く耳にしますよね。なので、最初に絵本がお子さんにどのような影響を与えるかについて解説します。
絵本と子どもに関する調査や研究報告はたくさんありますが、その一例を紹介します。
文部科学省が発表している「平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究(成果報告書)1 」のうち、絵本に関する調査結果を見ていきましょう。
調査概要
どんな調査が行われたのか、概要を説明します。
対象者 (アンケート回答者) | 全国の公立小学校、公立中学校に通う児童の保護者 |
有効回答数 | 小学校:14,383世帯 中学校:25,598世帯 |
アンケート内容 | 「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」に対して、「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」「どちらかといえばあてらまらない」「あてはまらない」の4段階で回答 |
分析内容 | 子どもの学力テスト「全国学力・学習状況調査※」の結果に絵本の読み聞かせ頻度(4段階)が影響するか? |
※全国学力・学習状況調査
毎年4月中旬に小学6年生と中学3年生を対象に行われる学力テスト。
2018年度まで国語と算数(数学)は、知識を問う「A問題」と活用の力を問う「B問題」の2種類がありました。(2019年度からはA問題とB問題は統合されました。)
今回のデータは2013年度(平成25年度)の調査結果なので、国語A、国語B、算数(数学)A、算数(数学)Bでそれぞれ分析されています。
結果
結果はコチラ
です(文部科学省「平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究(成果報告書) 」より作図)。「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」に「あてはまる」と回答した家庭ほど子どもの学力が高いという結果が得られました。
絵本の読み聞かせは大事なんだね!
この他にもいろんな調査や研究で、絵本の読み聞かせとお子さんの学力には関係があることがわかっており、絵本は子どもの学力に良い影響を与えます。
レビューをもとにしたオススメの絵本
本屋の絵本コーナーにはいろんな絵本が置いてあるので、どれを選んで良いか迷いますよね。
ここからはオススメの絵本を紹介していきますが、面白い研究報告がありましたので、ここでも紹介します。
先ほどは「絵本と子どもの学力」に関する調査でしたが、今度は「絵本に対する子どもの反応」を調査した研究です。
紹介する論文タイトルは「絵本レビューを情報源とする子どもの認知発達的反応の収集・類型化とそれに基づく絵本の分類2」です。
研究概要
まずは研究概要をざっくりお伝えします。
絵本レビューサイトの口コミ(レビュー)を網羅的に解析して、年齢ごとに子どもが反応する絵本をまとめた研究
レビューサイト | 絵本ナビ |
解析対象 | 0〜6歳児を対象とした口コミ |
各年齢のレビュー数 (調査当時) | 0歳:7,999件 1歳:15,176件 2歳:25,618件 3歳:30,752件 4歳:27,471件 5歳:23,918件 6歳:18,474件 計:149,408件 |
解析手順 | レビュー数ランキング上位100作品の口コミを確認 そのうち、子どもの反応に関する記載があった口コミを抽出 子どもの反応に関する口コミが一定数以上あった作品(44作品)を分類 |
いろんな絵本がある中で、子どもがよく反応する絵本を44作品に絞り込んでくれた研究だね!
子どもが反応する44作品
この研究で絞り込まれた44作品の一覧はコチラです。
子どもが反応する絵本一覧(44作品)
- がたんごとんがたんごとん
- ごぶごぶ ごぼごぼ
- じゃあじゃあびりびり
- ぴょーん
- もこもこもこ
- いいおかお
- いないいないばあ
- おつきさまこんばんは
- おひさまあはは
- きゅっきゅっきゅっ
- はらぺこあおむし
- わたしのワンピース
- あおくんときいろちゃん
- おててがでたよ
- しょうぼうじどうしゃじぷた
- うずらちゃんのかくれんぼ
- きんぎょがにげた
- たべたの だあれ
- おやすみなさい おつきさま
- しろくまちゃんのほっとけーき
- ぞうくんのさんぽ
- たまごのあかちゃん
- だるまさんの
- だるまさんが
- だるまさんと
- 14ひきのあさごはん
- からすのパンやさん
- こんとあき
- よるくま
- はじめてのおつかい
- いちご
- くだもの
- ぐりとぐら
- なにをたべてきたの?
- どんどこ ももんちゃん
- てぶくろ
- ねないこだれだ
- おおきなかぶ
- 三びきのやぎのがらがらどん
- あさえとちいさいいもうと
- えんそくバス
- くれよんのくろくん
- おしいれのぼうけん
- おへそのあな
この論文では、これら44作品を子どもの反応の種類によって、13分類+その他(5つ)の計18種に分類しています。
論文では分類を細かく分けていますが、論文を参考にまとめられそうな分類はまとめつつ「その他」を省いて、まくろー独自に以下の10種類に分類してみました。
1. じっと見る、じっと聞く(0~1歳)
- がたんごとんがたんごとん
- ごぶごぶ ごぼごぼ
- じゃあじゃあびりびり
- ぴょーん
- もこもこもこ
- いいおかお
- いないいないばあ
- おつきさまこんばんは
- おひさまあはは
- きゅっきゅっきゅっ
- はらぺこあおむし
- わたしのワンピース
- あおくんときいろちゃん
- おててがでたよ
2. 目的物を探して指さす(1~2歳)
- うずらちゃんのかくれんぼ
- きんぎょがにげた
- たべたの だあれ
3. 挿絵や関連した物を指さす(1~2歳)
- がたんごとんがたんごとん
- おやすみなさい おつきさま
- しろくまちゃんのほっとけーき
- ぞうくんのさんぽ
- たまごのあかちゃん
- はらぺこあおむし
- だるまさんの
4. 挿絵の中から関心のある物を指さす(2~3歳)
- 14ひきのあさごはん
- からすのパンやさん
5. オノマトペを真似する(1~2歳)
- じゃあじゃあびりびり
- もこもこもこ
6. セリフを真似する(1~4歳)
- はじめてのおつかい
7. 食べる真似をする(1~3歳)
- いいおかお
- はらぺこあおむし
- いちご
- くだもの
- ぐりとぐら
- なにをたべてきたの?
8. 動作を真似する(1~4歳)
- おててがでたよ
- だるまさんの
- だるまさんが
- だるまさんと
- どんどこ ももんちゃん
- ぴょーん
- しろくまちゃんのほっとけーき
9. 物語を再現する(2~4歳)
- おおきなかぶ
- てぶくろ
- 三びきのやぎのがらがらどん
10. 感情移入する(2~6歳)
- よるくま
- こんとあき
- はじめてのおつかい
- あさえとちいさいいもうと
- おしいれのぼうけん
こちらを参考にそれぞれの年齢に該当する絵本を選んであげると良いと思います。
まくろー家オススメの絵本
ここからは実体験をもとにしたまくろー家オススメの絵本を紹介していきます。
僕のお気に入りの絵本だよ
0歳にオススメの絵本
カラフル
オノマトペや繰り返しのフレーズと共に鮮やかな色たちが登場する絵本です。
ミニろーが初めて興味を示した絵本です。
脳科学からうまれた あなぽこえほん
ボタンを押すと動物の鳴き声などの音声が出る絵本です。
いろんな動物の絵が描かれていますが、ミニろーの場合は絵本よりもボタンが好きでひたすら押していました。
1歳にオススメの絵本
だるまさんシリーズ「が・の・と」
こちらは先ほどの論文でも紹介した絵本で、だるまさんのキャラクターが登場します。
だるまさんシリーズとして「だるまさんが」、「だるまさんの」、「だるまさんと」の3種類があります。
論文でだるまさんシリーズは「動作を真似する」という反応を示したとのことでしたが、まさにミニろーもそうでした!
ぼりすそらをとぶ
鳥のように空を飛びたいと願っていたクマのぼりすが、傘で風に乗って空を冒険する物語です。
ストーリー性のある絵本なので、1歳の時点ではまだストーリーを理解できていないと思いますが、なぜか好んでこの絵本を持ってきます。
おやさいどうぞ/くだものどうぞ
仕掛け絵本となっていて、仕掛けをめくることで野菜や果物の断面などが見られるようになっています。
この仕掛けが面白いのかミニろーもよくめくって遊んでいます。
今後も好きな絵本が増えたら紹介するね
絵本の収納は絵本棚がオススメ
ここまでオススメの絵本を紹介してきました。絵本を集めていくと後々困ってくるのが絵本の置き場所です。
一般的な本棚に収納する方法もありますが、子どもの手が届かない場所に絵本が置いてあると、
- 子どもが読みたいときに読めない
- どの絵本を読みたいか分かりにくい
- そもそも子どもと絵本との距離が遠く絵本に興味を示しにくい
などのデメリットもあります。
そこでオススメなのが、絵本専用に作られた「絵本棚」です!
- 読みたいときに読める
-
絵本棚は子どもの目線の高さで作られているので、子どもの手が届く高さに絵本を置くことができます。
なので、子どもが読みたい!と思ったときに自分の意志で絵本を取り出して読むことができます。
- 読みたい絵本を選びやすい
-
一般的な本棚の場合、背表紙を手前に向けて収納しますが、パッと見でどれがどの本だか分かりにくいですよね。子どもならなおさらです。
子どもの興味は移り変わりやすいので、求めている絵本を探しているうちに興味が薄れて、絵本を読まずに終わってしまう恐れがあります。
絵本棚は表紙を手前に向けて収納できるものが多いので、読みたい絵本を選びやすくなっています。
- 自分で片付けができる
-
ミニろーは自分の手で絵本を取り出していくうちに、自然と「絵本棚は絵本を置く場所」だと認識してくれるようになりました。なので、絵本を読まないときには自分で絵本棚に片付けてくれています。
絵本の収納には、お子さんのためにもぜひ絵本棚の購入を検討してみてください!
まとめ
ミニろー体験記 学習編「絵本」を紹介しました。
本屋にはいろんな絵本が並んでいますが、ここでオススメした絵本なども参考にしながら、お子さんが気に入る作品を見つけていただけたら嬉しいです。
そして、絵本の収納には絵本棚がオススメなので、絵本を集めるなら購入を検討してみてください。
最後までありがとうございました!